出窓の使い方

家の中でも、部屋の印象を大きく左右するのは窓です。特に、出窓がある部屋は、とてもおしゃれですよね。窓が出窓になっていると、まるで1つのインテリアのようになって、部屋を美しく飾ってくれます。これから家を建てる人の中には、出窓に憧れている人もきっと少なくないでしょう。
今回は、出窓を作ってみたいという人に向けて、出窓のメリット・デメリットや具体的な活用方法について紹介します。
そもそも出窓とは何か?
出窓とは、外から見たときにフラットではなく、壁から飛び出るような造りになっている窓のことをいいます。外から見ても目立つ造りになっているので、ひと目で出窓があることがわかります。家の中から見たときには、壁よりも外に窓があることになります。窓の手前にスペースができるので、工夫次第でいろいろな使い方ができるのが出窓の楽しみです。
出窓を設置するメリット
・部屋が明るくなる
・部屋が広く感じる
・おしゃれなインテリアとして活用できる
・植物を育てやすい
出窓を設置するデメリット
・風による騒音が大きい
・結露しやすい
出窓の具体的な活用方法3つ
出窓には奥行きがあるのが特徴です。ここでは、出窓を設置することでできるスペースの具体的な活用方法を3つ紹介します。
机の代わりとして活用する
出窓の活用方法としては、台を机として使う方法があります。出窓によっては、奥行きの部分がカウンターのようになっているものがあり、椅子を置くだけでデスク代わりに使うことが可能です。好きな本を読む読書机にしたり、子どもの勉強スペースにしたりと、自由な発想で使うことができます。リビングやキッチンに、パソコン作業やアイロン掛けをするワークスペースが設けられないときも、出窓が使えると便利です。
棚を置いて物置き場として活用する
出窓のスペースは、小さいながらもそれなりの物を置けるだけの余裕があるので、工夫次第で素敵な空間が作れます。出窓の奥行きは意外と広く、平らな台状になっているので、いろいろなものを置くことが可能です。たとえば、家族の写真を素敵なフォトスタンドに入れて飾ったり、旅の思い出の品を飾るスペースにするのもよいでしょう。
観葉植物を育てるスペースとして活用する
部屋の中で植物を育てるのが好きだという人はたくさんいます。ただし、室内で育てる場合に問題になるのが日当りです。窓辺に置いてもすぐに日が回ってしまったり、隣家との距離が近くて、あまり日当りが確保できなかったりすると、植物をうまく育てることができません。この点、活用できるのが出窓です。出窓は壁から張り出しているぶん日当たりを確保しやすいので、植物がとてもよく育ちます。隣家との距離があまりない場合でも、わずかな隙間の光を取り込むことができるので、明るさを保つことができます。日当りのよいところで育てなければならない植物は多いので、出窓は絶好のスペースです。