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2021.05.13 コラム

リフォームでシロアリの駆除と対策を!【part2】

築年数が経過すると、家の様々な部分で劣化が見られるようになりますが、中でも厄介なのがシロアリの被害です。見えない場所で被害が拡大するため気づくのが遅れてしまいますし、修繕や駆除、その後の対策など元通りにするには手間もかかります。そこで今回は、シロアリが家にどんな影響を及ぼすのか、それに対してどうすればいいのかを解説します。

※この記事では『リフォームでシロアリの駆除と対策を!【part1】』の続きの、シロアリ早期発見のチェックポイントからご紹介しています。

【チェックポイント2 湿気の多い場所や畳】
 家にシロアリが侵入した場合、まず狙われやすいのが台所、トイレ、洗面所といった湿気の多い場所です。ですので、そういった場所を定期的にチェックすることが早期発見へとつながります。
 まずは、台所やトイレ、洗面所の床を少し強めに踏んでみてください。浮いているような感触があった場合は、中が空洞になっている証拠です。
 次に、台所、トイレ、洗面所の柱を金槌を使って上部から下部に向かって軽く叩いてみましょう。他の場所より高い音がする部分があれば、中がシロアリに食われている可能性があります。
 また、畳も湿気を含みやすく、シロアリが好む場所です。定期的に畳を強く踏み、ブヨブヨした感覚がないかを確認しましょう。もし、ブヨブヨした感触を感じたり、おかしいなと感じた場合は畳をめくって、畳の内部や下板が食い荒らされていないかをチェックしてみてください。

【チェックポイント3 玄関周り】
 意外に思われるかもしれませんが、実は玄関は水気の多い場所です。雨の日になると、傘などから垂れ落ちた水がタイルの隙間から染み込み、床下の湿気を高めていきます。すると、シロアリが集まってきて、框・巾木・ドア枠といった床に隣接している木の部分から家の内部に侵入してくるのです。
 ですので、そういった場所も定期的に金槌で叩いてみて、中が空洞になっていないかを確認しましょう。空洞があればやはり高い音がしますし、もし軽く叩いただけでも木片がポロポロと崩れ落ちるようであれば、かなり侵食が進んでいることになります。
 また、下駄箱なども湿気が溜まり、シロアリに狙われやすい場所です。定期的にチェックをすると同時に、除湿剤を置くなどしてこまめに水気を除去し、侵入を防ぐようにしましょう。

【チェックポイント4 窓や扉のガタつき】
 窓や扉のガタつきもシロアリの存在を知らせる重要なサインとなります。頻繁に使用される窓や扉は丈夫に作られているのでガタつくことはあまりありませんが、木材でできている敷居や建具の内部がシロアリに食い荒らされると、歪みが生じて開閉が上手くできなくなってしまいます。
 そのため、窓やドアが開閉しにくいと感じた場合は、シロアリの可能性を考える必要があります。柱や玄関と同じように、金槌で叩いて敷居や建具の内部が空洞になっていないかをチェックしましょう。

【チェックポイント5 羽アリ】
 羽アリやその羽根が落ちているのを見かけた場合も要注意です。羽根の生えたシロアリというのは、古い巣を飛び立って新しい巣を探しているので、羽アリがいるということは、これからシロアリに侵入されるか、あるいはすでに家の中に古い巣があり、シロアリだらけになっていることを示しているのです。