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2021.05.07 コラム

リフォームでシロアリの駆除と対策を!【part1】

築年数が経過すると、家の様々な部分で劣化が見られるようになりますが、中でも厄介なのがシロアリの被害です。見えない場所で被害が拡大するため気づくのが遅れてしまいますし、修繕や駆除、その後の対策など元通りにするには手間もかかります。そこで今回は、シロアリが家にどんな影響を及ぼすのか、それに対してどうすればいいのかを解説します。

1.シロアリ被害ってどんなもの?
 シロアリは家に深刻なダメージを与えることは知っているけれど、具体的な被害を知らないという方もいると思います。まずは、シロアリの被害の恐ろしさを知って、駆除や対策の重要性を理解していきましょう。
 シロアリは、家の木材を餌にする害虫です。そのため、シロアリを放置しておくと家の木材を食い荒らされ、ボロボロになってしまいます。それにより建物の強度が落ちてしまい、地震などの自然災害で歪んだり、壁がひび割れたり、家が倒壊したりなどの被害につながる可能性があります。また、シロアリは家中の至る所に発生し、シロアリ被害が家全体の目に見える場所で確認できる場合は、末期症状といえます。この状態になると、家1棟が倒壊しても不思議ではありません。
 他にも、家だけでなく、庭に木材や段ボール、発泡スチロール、プラスチックなどを放置しているととても危険です。シロアリはこれらのものも餌とし繁殖するからです。ガーデニングに使用する枕木や切り株なども注意が必要です。また、シロアリは湿度の高い暗所を好むので、日陰にあるウッドデッキなどのエクステリアもボロボロにされてしまうことがあります。
 以上のように、シロアリの被害というのは家の強度に関わる深刻な被害です。対策や駆除、修繕をしっかり行って、シロアリから家を守ることが重要です。

2.早期発見で被害を小さく
 家の基礎がボロボロになってしまうなど、家の強度に関わる被害となると、その修繕にはかなりの費用がかかります。そうならないためにも、日頃からこまめにチェックを行い、被害が拡大する前にシロアリの痕跡を発見することが大切です。以下では、シロアリ被害のチェックポイントをご紹介していますので、ご自身の家に当てはまるかどうか確認してみてください。

【チェックポイント1 床下】
 床下は、シロアリチェックで最も重要なポイントです。何故ならシロアリは地面の下を伝って床下から建物へ侵入するケースが多いからです。
 シロアリの通ったあとには蟻道と呼ばれるトンネルができ、土が盛り上がっています。例えば、コンクリートの基礎部分に沿って小さく土が盛り上がっており、柱などの木の部分で途切れている場合は、そこから侵入されているかもしれません。ですので、定期的に床下に潜って蟻道ができていないかを確認してみましょう。そして、もし蟻道を発見したら、慎重にそっと崩してみてください。そこで兵隊蟻を発見したら、その蟻道は現在も使われており、家に侵入している可能性が高いです。
 ちなみに、寒くなるとシロアリの活動は鈍くなるため、冬にチェックした場合はシロアリを発見できる確率も低くなります。
 それから、蟻道を全部壊してしまうと、駆除業者に依頼した際に被害状況が確認しづらくなるため、チェックのときに崩すのは最小限にとどめるようにしましょう。
 念のために、蟻道とつながっている家の木の部分をドライバーでつつくか、金槌で軽く叩いてみてください。フカフカになっていたり、内部が空洞になっていたりした場合は、シロアリに侵入された可能性が極めて高いといえるでしょう。

残りのチェックポイントは、『リフォームでシロアリの駆除と対策を!【part2】』でご紹介します。