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2020.07.19 コラム

キッチン選びの押さえてほしいポイントとは

毎日の暮らしに欠かせないスペースである、キッチン。使い勝手やお手入れのしやすさはもちろんのこと、省エネ性やデザイン面などいろんな点をしっかり検討して選びたいもの。一般的なのはシステムキッチンですが、一口にシステムキッチンといっても、色々な種類や考慮すべきポイントがあります。

 
1.システムキッチンって?
シンク(流し台)、調理台、コンロ、収納棚など、キッチンでの作業に必要なパーツを組み合わせ、ワークトップ(天板)と呼ばれる一枚の板状の部材でつないで一体化したキッチン設備のことです。間取りや広さ、形状に合わせて自由にパーツを組み合わせて配置できるので、スペースを有効活用できるのも魅力です。
 
2.キッチン選び、みんなは何を重視してる?
何といっても、家事をラクに、そして時短を叶えてくれる使い勝手のよさを重視される方が多いです。特に共働きのご家庭では、キッチンでの作業効率アップはとっても大切なポイント、そのカギとなるのが収納です。収納で重要なことは、実は量よりも位置。キッチンでの作業の流れを想定し、使う場所のそばに必要なサイズの収納を設けることが大切です。また、必要な物がすべてすっきり収まり、かつ出し入れしやすいことも大切です。小さな動作の短縮も、積み重なれば大きな時短になります。
 
2.収納を選ぶポイントは?
キッチンの背面に設置する大型収納(カップボード)。設置する場所の広さや間取り、キッチンとの位置関係をふまえた上で、収納したい物の量や種類を具体的にリストアップし、必要なユニットを組み合わせてぴったりの収納を考えましょう。カップボードはリビングからもよく見えるので、見た目も重要です。家電などを扉で隠せるユニットもあります。電気ポットや炊飯器など蒸気の出る調理家電を収納したまま使える、蒸気処理機能付の収納ユニットも人気が高いです。ゴミ箱も収納ユニットに収めれば、生活感を隠せます。また、頭上のウォールキャビネットは、収納したい物のサイズや量、使う人の身長に合わせて高さを選びましょう。
 
3.お手入れしやすいキッチンにするには?
料理する場所だから、キッチンはいつも綺麗にしておきたいですよね。汚れにくさや掃除のしやすさも、キッチン選びで多くの方が重視するポイントです。最近は、長期間お手入れが不要の換気扇や、汚れが排水口に自然と流れ込むように形状が工夫されたシンク、ワークトップとの継ぎ目をなくして汚れを溜まりにくくしたシンクや加熱調理機器など、設備の機能も充実しています。また、シンクやワークトップ、キッチンパネル、扉材などの部材にどんな素材を選ぶかでも手入れのしやすさは変わってきます。例えばシンクの素材としては、ステンレス、人造大理石などが一般的ですが、それぞれに特徴があります。素材感も異なるので、ショールームで実際に見て、特徴やメンテナンス方法などを聞いて選ぶことをおすすめします。
 
4.キッチンのタイプ、どうやって選ぶの?
・対面キッチン
今、最も選ばれているのは対面キッチンです。リビングを望む対面キッチンは、家族とのコミュニケーションを楽しめるのが魅力です。ワークトップはフルフラットで開放的にしたり、コンロ前を壁に、シンク前はオープンにして程よくキッチン内部を隠したり、手元を隠す立ち上がりの壁を設けたり、前面にカウンターを設けたりと、調理スタイルやリビングとのつながり感を考えて好みのスタイルを選べます。目が離せない小さな子どものいる家庭などでは、特に安心な対面キッチン。前面や横にカウンターやダイニングテーブルを設置すれば、配膳や片付けもラクにできますね。
・壁付キッチン
名前の通り、壁に向かって設置するタイプです。キッチンが部屋の端にあるので、空間を広く使うことができます。コミュニケーションはとりづらくなるものの、料理に集中しやすいので料理好きな方には人気が高いスタイルです。
・アイランドキッチン
壁が接することなく、島のように設置されたキッチン。最大の魅力は開放感です。大勢で料理したり、コミュニケーションを取りたい人におすすめです。リビングから丸見えで、こまめな片付けが必要なことや、オープンなつくりのため調理の匂いや音が広がる点には注意が必要です。
 
5.キッチンのサイズってどのくらい?
昔は奥行55cmが一般的でしたが、今は65cmが主流。シンクも大きめで、大きなフライパンもゆったり洗えるようなサイズが人気です。間口はお好みでサイズを選べますが、2m55cmが一般的。シンクとコンロ、調理スペースに作業しやすい広さを確保した上で、コンロとシンクの移動距離を適切にすることで作業しやすいキッチンになります。通路幅が狭いと、収納から物を取り出す作業に影響が出ますので、複数人でキッチンに立つことが多いご家庭では、すれ違えるだけの通路幅を確保しなければなりません。そして、意外と忘れがちなのがコンセントの位置。調理家電が使いやすいよう、シンク近くにコンセントがあると便利です。
 
6.キッチンの高さは、どう決めればいい?
キッチンの高さは作業性に関わる重要な要素です。高さが低いと無理な姿勢で作業することになるため、腰痛になったり、逆に高すぎると腕が上がって肩こりになったり、力が入らなくて効率が悪くなったり、水浸しになったり・・・。長時間立って作業する場所ですから、高さは慎重に選びましょう。床からワークトップまでの高さは、80cm、85cm、90cmの3種類が標準的な高さとされています。身長からキッチンの高さの目安を計算する方法もあるので、自分にあう高さはどのくらいなのか計算してみましょう。
 
5.デザインにもこだわりたいんだけど・・・
オープンスタイルのキッチンが主流になっていることもあり、キッチンの見た目の美しさやデザイン性を重視される方も増えています。そんな方には、リビングのインテリアとも調和する、家具のようなデザイン性の高いキッチンがおすすめです。リビングから見える背面収納やキッチン前面の色や素材を、リビングの床材やドアなどのインテリアと合わせることで、キッチンとリビングに一体感が生まれます。空間の表情を決めるキッチンの天板や扉材には、インテリア要素を高めてくれる新素材や個性的な色や柄のものがたくさん揃っていますので、お気に入りのものを見つけて下さいね。
 
7.どんなキッチンにしたいのかまとまらない!
システムキッチンは予算やスタイルに合わせて基本プランを選び、扉材や水栓、コンロやシンク、収納ユニットなど、たくさんの設備を1つ1つ選択して組み合わせていきます。どんなキッチンにしたいのか、どんな設備が必要なのかがなかなかまとまらない!という方は、現在お使いのキッチンに対して不満に感じていることを書き出してみて下さい。例えば掃除がしにくいという不満があるなら、それを解消するために必要な設備や汚れにくい素材を取り入れる、という感じですね。キッチンに使われる素材にもさまざまなものがあり、それぞれに特長がありますので、しっかり聞いたうでで選びましょう。
 
いかがでしたか?意外と見落としていた項目もあったのではないでしょうか?普段はこうしたいああしたいと感じていても、いざキッチン選びを始めると、頭からすっぽり抜けてしまって・・・ということもありますよね。今日ご紹介したポイントを押さえながら、納得のキッチン選びをしましょう!