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2020.04.18 コラム

コンセント増設リフォームの参考に!

「コンセントの数を増やしておけば良かった」「コンセントの位置が悪かった」という後悔は、新築や中古住宅リフォームにおいて、毎年トップにあがります。そこで今回は、コンセントの種類と特徴、コンセントリフォームのポイントについてご紹介します。必要となるコンセントの位置や数について、さっそくチェックしてみましょう!

 
1.コンセントの種類・特徴
コンセントには、さまざまな種類があります。使用する予定の家電や、家族のライフスタイルをしっかり考えて、各場所に合ったタイプのものを設置しましょう。
・ダブルコンセント
最も見慣れているタイプは、2口のダブルコンセントでしょう。もちろん、1口タイプや3口タイプのコンセントもあります。
・アース付きコンセント
アース付きコンセントは、漏電や電磁波のリスクを防ぐため、アース線が接続可能のコンセントです。静電気や通信障害を抑制する効果もあります。水を使う洗濯機や、高電力が必要なエアコン、電子レンジを使う場所に設置しましょう。
・マルチメディアコンセント
一般的なコンセントに、インターネットや電話回線といった通信、テレビ用の電源を一つにまとめたものが、マルチメディアコンセントです。IT時代に対応できるよう、最近の新築やリフォームで積極的に普及が進められています。
・抜け止め式コンセント
プラグを回さないと抜けない形に設計されているコンセントです。一般家庭よりもオフィスでよく見かけるかもしれませんね。パソコンやAV機器など、抜けないように固定したいプラグに最適のコンセントです。
・漏電ブレーカ付きコンセント
万一、漏電しても、コンセント自体が電気を遮断してくれます。トイレの温水洗浄便座や、洗面室でドライヤーや電動カミソリを使う時に安心です。
・アップコンセント(フロアコンセント)
床面に設置して、使用したい時だけ、ポンッと飛び出すタイプのコンセントです。フタを閉めれば、床面にフラットに隠れるので、つまずく心配はありません。ダイニングテーブルの下にあれば、ホットプレートを使う時や卓上IHコンロで鍋をする時に活躍します。
・防水コンセント
庭やベランダ、ガレージなど屋外に向く、その名の通り防水タイプのコンセントです。頻繁に洗車したいご家庭や、ガーデニングが好きな方、庭や玄関でイルミネーションを楽しみたい方におすすめです。
 
2.コンセントリフォームの4つのポイント
どのような電気製品を、どこで使うかしっかりイメージしておくことが大切です。コンセントは、余分にあっても困ることはないので、大規模なリフォームを行う時には多めに設置しておくことをオススメします。
・家具・家電の配置を考える
コンセントの配置時に一番に考慮すべきなのは、使用する家電の種類や場所。どこにどんな家電を置くのかをある程度決めておくと、コンセントの配置もイメージしやすくなります。また、同じく考慮しておきたいのが家具の置き場所です。せっかくコンセントを配置しても、タンス・ベッド・机などの大きな家具を置くと全く使えなくなってしまいます。家具の場所が決まっている時にはそこを避けたり、逆にその家具との距離がちょうど良さそうな場所に配置したりすると便利ですね。また、たいていのコンセントは100V電源ですが、IHクッキングヒーター・食洗器・電子レンジ・エアコン・衣類乾燥機は、200V電源がないと使えません。どの位置で使うか、重点的に確認しておく必要があります。
・掃除機をかけることを考える
コンセントが必要なのはリビングなどに限ったことではありません。特に見落としがちなのは、掃除機をかける時に使うコンセント。廊下や階段にコンセントがないと、掃除機のコードを最長まで伸ばしても届かない場合があるので注意が必要です。普段使用しない場所でもさまざまな可能性を考えて配置しましょう。廊下や階段のコンセントは、常夜灯などを差し込む時にも便利です。夜間足元が薄暗くなりがちな場所に配置するのがおすすめです。なお、掃除機のコードは何度も抜き差しするため、低い位置にあると腰が疲れてしまいます。電気のスイッチと一緒に胸元の高さに付けておくと効率的になりますよ。
・位置だけでなく口数も考える
コンセントの配置がある程度決まったら、口数についても考えてみましょう。常時つなげておきたい家電をいくつか置く場合は、当然その数だけコンセントが必要になります。ただし、それらの家電でコンセントが埋まってしまうと、他につなげたい物がある時に不便ですよね。電源タップを使うという選択肢もありますが、コンセント周りがあまりごちゃごちゃしているのも困りもの。そのため、コンセントの口数は必要数よりも少し余裕を持って考えておいた方が安心です。特に、キッチン・子供部屋はコンセントが不足しがちなので、4~6口あると安心です。想像していたより多く使う場所が、キッチンです。ダイニングテーブルの側にフロアコンセントがあると、ホットプレートを使いたい時にも楽しいですね。成長と共にパソコンや充電器・ゲーム機・オーディオ機器・ヘアアイロンなど電気製品が増えていく子供部屋も、後からコンセント不足に悩む傾向があります。
・インターネットやテレビのことも考える
家電製品の中でも特にコンセントの数を必要とするのがテレビやパソコン。本体だけではなく周辺機器もつなげるため、コンセントの口数が足りなくなって困った経験のある人も多いのではないでしょうか。また、テレビは専用のコンセントも設置しなければなりません。後で追加の工事を頼むことにならないよう、テレビを置く部屋や場所はしっかり決めておきましょう。インターネットにも差し込むだけでつながるマルチメディアコンセントを設置してしまうのも手です。パソコンの電源もインターネット回線も同じコンセントで済むので、デスク周りにおすすめです。
 
家電製品を快適に使うためには、コンセントの位置や数が大切なポイントになります。コンセントをどのように活用するかは、各家庭によってそれぞれ違います。まずは家族のライフスタイルを見直して、一番使いやすい配置をイメージしてみましょう!
なお、コンセントの増設や移動を行うと、壁紙クロスの補修工事も必要になるケースが多いです。可能であれば、内装リフォームとコンセント増設を同時期に行うと、きれいに仕上げることができます。