リフォーム業界のコロナ事情

今も感染の拡大が続くコロナウィルス。
「リフォームにも何か影響があるのでは……?」と不安に思う方も多いでしょう。
そこで今回は、コロナによってリフォーム業界がどんな状況なのか、赤裸々に告白していきたいと思います!
1、部品が入荷されず、納期の見通しが立たない
住宅資材は、中国の工場で生産しているものが多いのが現状です。
コロナウイルスにより工場が稼働停止し、部品が調達できないといったトラブルが発生しています。
特に水回り商品や建具の部品の調達に、遅れが出ています。
各メーカーからは、受注に関する状態をHPにて公開しています。
簡単に要約すると、次の通りになります。(2020年3月29日現在)
・TOTO
トイレ、ユニットバス、キッチンなどの水回り商品の一部に生産に遅れがあるとのこと。
洗面化粧台などについては通常通りに回復。
・Panasonic
レンジフードなどの換気類、エコキュートの新規受注は停止。
他、水回り、建具、照明、住宅設備も通常納期ではお届けできない可能性があるとのこと。
・LIXIL
商品の部品の欠品状態を公表。
水回りや外構商品の供給に遅れが出る可能性があるとのこと。
住宅メーカーでは、代用可能な国内生産品を探す、代用品を提案するなどの対応に追われています。
2、次世代住宅ポイント延期
「次世代住宅ポイント」をご存じでしょうか?
増税対策として、2019年10月に始まった制度です。
リフォームや新築工事を行った場合、金額に応じてポイントが付与されます。
そのポイントは、家具家電や食品に交換できます。
本来は2020年3月末までに着工することが、ポイント付与の条件でした。
しかし2月21日付で、コロナが原因での延長が認められることになりました。
国土交通省の公式HPによると
「災害等やむを得ない理由により、令和元年度内に着工(着手)が困難と認められる場合、建築着工/工事着手の期限を令和2年6月30日とします」
とあります。
そのやむを得ない理由の中に
「新型コロナウィルス感染拡大による材料供給の遅延」
の項目が付け加えられた形です。
これにより、着工期限は3カ月後の2020年6月30日になりました。
また商品への交換期限も6月まででしたが、これに伴って延長する可能性もあります。
3、現場で働く人たちの感染予防
メーカーによっては、ショールームの営業時間の短縮といった措置が取られています。
またお客様との直接接触での対応は、なるべく避ける工夫をしています。
例を挙げると
・マスク着用
・モニター越しでの接客
・電話やメールでの問い合わせの推奨
などです。
弊社でも、予定していた集客イベントの中止の措置が取られました。
また
・うがい手洗い
・アルコール消毒
・体調不良を感じたときの検温
など体調管理の徹底を呼び掛けています。
コロナによるリフォームへの影響まとめ
オリンピックの延期が発表され、東京封鎖のうわさもささやかれています。
新型コロナウィルスとの戦いは、まだまだ見通しが立たない状態です……。
外出自粛などで経済も停滞し、どの業界も厳しい状況です。
しかしまずは、健康第一に自分の身を守ることです!
うがい手洗いなど、自分でできる感染予防から取り組んでいきましょう。