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コラム
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2020.03.30 コラム

古民家再生リフォーム!

マイホームを購入する時は、新築にするか、古民家(中古物件)をリノベーションするかの二つの選択肢があります。今回は、古民家(中古物件)のリノベーションに焦点をあて、メリット・デメリットや、行うべきリフォームについてまとめました。

 
1.古民家(中古物件)リノベーションのメリット
・部材の強度が高い
研究結果によると、樹齢100年のヒノキの強度は200~300年は変わらないと言われており、強度が落ちるのは800~1200年と言われています。新築住宅に使われている新建材と比べ、非常に強度の高い木材が使われているため、使われている柱や梁などをうまく活かすことができれば、耐久性の高い家にリフォームをすることができます。
・希少性がある
古民家(中古物件)で使われているような太い柱や梁を、同様の太さの新木材で入手するには、相当な費用が掛かります。そもそも手に入らないケースも考えられるため、とても希少です。
・環境にいい素材が活用できる
古民家(中古物件)は、シックハウスやアトピーの原因物質を含む新建材が使われていないため、「健康住宅」と言えます。また、柱や梁などの部分は再使用できるので、資源保護に繋がります。
・独自のデザインが可能
古民家(中古物件)の、年代を感じさせる柱や梁を住宅建築に効果的に取り入れることで、オンリーワンの住宅を建てることができます。
 
2.古民家(中古物件)リノベーションのデメリット
・断熱性がない場合がある
古民家(中古物件)では冷暖房が普及していない時代に建てられた場合もあります。そのような家は、風を建物全体に巡らせて夏を過ごしやすくする構造になっています。冬場の断熱や暖房コストに配慮したリフォームが必要です。
・耐震性の心配がある
古民家(中古物件)は、1981年以前の旧耐震で建てられた物件がほとんどなので、現在の新耐震基準を満たしていません。大規模な地震の際は倒壊してしまう可能性が非常に高いので、耐震リフォームは必須です。
・防火性がない
古民家(中古物件)は基本的に木造のものが多く、コンクリート造の物件と比べるとどうしても耐火性が低くなってしまいます。
・シロアリ被害に注意が必要
古民家(中古物件)購入の際は、シロアリ被害の注意が必要です。木造で築年数が経っている家にはシロアリが発生している可能性があるので、購入の前にチェックが必要です。
 
3.古民家(中古物件)再生でやるべきリフォーム工事
・断熱工事
古民家(中古物件)では、風通しを良くするよう設計されている場合が多く、断熱性がない可能性が高いです。冬場に備えるためにも断熱リフォームは必須です。 古民家(中古物件)を断熱リフォームする場合、床下、壁、天井など家全体のリフォームをする必要があります。また、家全体の基礎断熱リフォームに加えて、窓を断熱性能の高いものに取り換えるとより効果が出るため、おすすめです。
・耐震工事
1981年以前に建築された古民家(中古物件)は、旧耐震基準で設計されているため、大規模な地震の際に倒壊してしまう可能性があります。
・トイレのリフォーム
古民家(中古物件)では、トイレが和式である場合が多いです。和式トイレは洋式トイレと比べて、ひざや腰などの負担が多く、ウォシュレットなどの機能もありません。老後になってからなど、長い目で見たときに、より便利に、より快適にトイレを使うには、洋式トイレへのリフォームがおすすめです。
・屋根・外壁のリフォーム
古民家(中古物件)では、屋根や外壁が劣化している場合があります。屋根や外壁のリフォームは、おおよそ10年ごとに塗装リフォーム、30年~40年ごとに外壁材のリフォームを行うのが理想的です。購入した古民家(中古物件)の築年数やメンテナンス具合に沿ったリフォームをすることが大切です。また、屋根や外壁に塗る塗料を断熱性が高いものに変えることで、より機密性の高い住宅にリフォームすることができます。
 
 
古民家再生リフォームはその家の特徴や本来の良さを改めて見つめ直し、古民家の良さを失わないにすることが大切です。そして、その良さを失わないリフォーム計画を立てることがポイントです。