大雨注意! 雨樋は無事ですか?
今年は雨の話題が続きますね。
台風20号や、千葉の豪雨被害。
明るいニュースとしては、即位礼正殿の儀での縁起のいい雨や、映画「天気の子」の大ヒット。
10月1日は「雨樋の日」です。
雨樋は、屋根に降り注いだ雨を集めて地面に流し、住まいを守っています。
しかしあまり目につく部位ではないため、メンテナンスも怠りがち・・・?
この機会に、雨樋について考えてみましょう!
雨樋が壊れるとどうなるの?
雨樋が壊れて雨水のキレイな流れを壊してしまうと、外壁に雨水がかかるようになります。
外壁がヒビ割れの原因となり、雨水が侵入し雨漏りを引き起こします。
雨漏りが発生すると、カビやシロアリ被害が起こり、多額のリフォーム費用がかかる場合も・・・。
また雨水が勢い良く落ちていくので地面がえぐれたり、隣近所のお家へも雨水を飛ばすのでトラブルにもなります。
雨樋チェックポイント
深刻な破損にならないよう、自分で簡単に行えるチェックの方法を紹介します!
・外れたり、割れている部分がないか?
繋ぎ目は他の部分よりは負担がかかってしまうため、ヒビ割れなど不具合が出やすい部分になります。
・落ち葉やゴミのつまりはないか?
ゴミが詰まってしまうと、水の流れが止まってしまいます。
不自然な雨水の流れや溢れを引き起こし、雨漏りを発生させる確率を高めてしまいます。
・雨樋が変色していないか?
雨樋は日に当たり劣化をすると色があせてきます。
特に「日の当たる部分」と「当たらない部分」に変色の差が出ます。
・雨樋の傾斜は大丈夫?
大雪後は屋根に積もった雪で、雨樋が押されて変形することがあります。
遠くから横の並行を意識して眺めてみましょう。
・雨樋を固定する金具が錆びていないか?
金具が錆びる・折れる・曲がるといった事が起きると、雨樋のいち部分にかかる負荷が大きくなるので、雨樋事態が壊れたり不具合を起こしやすくなります。
雨樋は「晴れた日」「雨の降る日」「積雪や台風の後」などに、チェックするようにしましょう。
台風による破損の場合、火災保険が効く可能性もあります。
雨樋に異常! どうする?
1、自分でメンテナンスをする
雨樋の掃除なら、脚立を立てて自分でもできます。
雨樋に詰まったゴミ(瓦の欠けら、落ち葉、コケ、泥など)を取り除いたり、泥の掻き出しをします。
2、業者に頼む
交換作業となると、高所の作業になるので、自分ではなかなか難しいところです。
また2階や3階の雨樋は、足場を組む必要があります。
一部交換・補修なら1~3万円
全体的な修理なら10~60万円
塗装なら5~10万円が相場です。
雨樋の修理箇所、足場の有無によって値段は大きく変わります。