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2019.10.17 コラム

費用の成り立ちを知って賢くリフォーム

リフォームをする前にだれもが気になるのが費用ですよね。どんな工事をしたらいくらになるのか、費用を左右する要因は何か?費用の成り立ち(内訳)を知ることで、高い・安い理由を知ることができます。リフォーム費用は、キッチンやバスなどの機器の価格を指す「設備・建材費」と、それらを施工する「工事費」から成り立っています。同じ面積で同じような工事を行った場合は「工事費」はあまり変わりません。ですが、機器のグレードを上げると「設備・建材費」が高くなり、全体の費用を押し上げます。一方で、塗り壁のように工事の手間が増えて全体を押し上げることもあります。今回はキッチン、LDK、水まわり、収納、断熱・耐震について、どんなリフォームが高いのか安いのかをご紹介します。

キッチンのリフォーム費用について―位置を移動するかしないかが費用に大きく影響―
キッチンは位置を変えずにその場で交換すると、内装を傷めないので一新する必要はなく、給排水工事も簡単な接続で済みます。一方で位置を移動すると、元の設備を置いていた周辺の内装のやり直し、給排水管やダクトの延長、電気配線のやり直しなどを伴います。そのため、必然的に位置移動に伴って費用がかさみます。また、設備機器代の占める割合が高いため、キッチンのグレードの違いが大きく響きます。さらに、併設する食器棚などの収納の質や量も費用に影響してきます。

LDKのリフォーム費用について―間取り変更と広さ、素材が費用に大きく影響-
LDKリフォームは、間取りを変更しないで内装・設備を一新するケース、和室を取り込んで広くするなど間取り変更があるケースに大きく分かれます。間取りを変更しないケースは工事費が安くなり、間取り変更をすると解体費、木工事など関連工事費がかさみます。内装や設備のグレードも費用に大きく影響します。内装はむく材など自然素材を使うと高くなります。また、照明に凝る、小上がりのスペースを設けるなど凝ったプランもその分、費用がかかりがちです。

 
水まわりのリフォーム費用について―位置移動がなければ機器の費用が多くを占める―
キッチン、バス、洗面、トイレの水まわり空間だけをリフォームするケースも多いです。その場合、機器のグレードが費用を左右し、機器の移動がなければ、配管の延長に伴う給排水工事や内装工事、電気工事などの関連工事が安く済みます。移動すると関連工事がかさみ費用は上がります。設備の移設がほかの空間にも影響を与えることで全体的な間取り変更になり、費用が高額になることもあります。それによって動線が改善され、家事がラクになる間取りを実現するケースもあります。

収納のリフォーム費用について―スペースを活かすWICと壁面収納では費用が変わる―
収納は大きく分けると、スペースを確保するウォークインクローゼットタイプと、壁面を活かすタイプに分かれます。どちらが多くの費用がかかるのかは、つくり方によって変わってきます。ウォークインクローゼットタイプは、広さと中の造作、内装のグレードによって費用が変わります。一方で、壁面収納は、棚板など材料のグレード、扉がつくかつかないかなどによって費用が分かれます。素材にこだわるなどインテリアとして見栄えを求めると、高くなる傾向にあります。

断熱・耐震のリフォーム費用について―建物種別や築年数などでかかる費用が違ってくる―
古い家は、断熱不足や耐震性の不安があり、どの程度の工事を行わなければならないのかは、築年数や家のメンテナンス状況などによって異なってきます。また、マンションと一戸建てではできることも異なり、屋根、外壁など一戸建てのほうに費用がかかる場合が多い。床・壁・天井・窓が断熱を行う箇所で、すべて行うのか、部分的に行うのかでも費用が変わります。耐震補強は、補強箇所が増えるほど費用も上がります。リフォーム会社の診断に基づいて行いましょう。