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2019.08.29 コラム

キッチン天板~ステンレス~ 

キッチンのワークトップ(天板)をどのように選べば良いのか、どういった特性があるのか、気になる方も多くいらっしゃいますよね。
リフォームの工事でキッチンやお風呂などを選ぶ段階になると、打ち合わせの主役は奥様になることが多いです。
ショールームに行くと目を輝かせて、コーディネーターの話を聞き入っていたりします。

各メーカーともキッチンのシリーズにあわせていくつかの種類のワークトップ(天板)を取り揃えています。
大きく分けて「ステンレス」と「人造大理石(人工大理石)」があり、人造大理石は色柄も豊富です。

本日はステンレス天板に注目していきます。

・ステンレス製のメリット
【水・熱・錆に強い】
ステンレス(=Stain less)これは直訳すると「錆なし」です。全く錆びないというわけではありませんが、水に強く錆に強い素材です。最近のステンレスは錆びない成分についての研究開発がされていて、錆に非常に強いと言えます。
【汚れに強い】
ステンレスは汚れが染みにくい素材です。中性洗剤で表面を拭き取ると汚れが落ちます。
【臭いがつきにくい】
医療器具にも使われていて衛生的と言えます。臭いもつきにくく、木製のキッチンに比べてゴキブリの侵入率が1/8です。
【表面加工でデザイン選択ができる】
同じ素材ながらも、ヘアライン加工(細かい線が入ったツルツルな質感)やバイブレーション加工(波打っているようなマットな質感)、エンボス加工(細かい凸凹がたくさんある)などいくつかの仕上げ方があります。同じステンレスでもデザインが違って見えます。
【コストダウン】
人造大理石に比べると、若干リーズナブルな価格になりますので予算都合に合わせることが可能になります。
・ステンレス製のデメリット
【無機質な雰囲気】
人造大理石を選択される方の中には、デザイン的にという理由の方もいらっしゃいます。その点ステンレスはどこか無機質な印象になってしまうため好みがわかれます。
【光沢が無くなる】
使っていくうちにどうしてもステンレスの光沢感は薄れ、手入れの度合いによっては水垢も付きやすくなります。
【もらい錆びが起こる】
ステンレス自体は錆びにくい素材でも、鉄製の鍋などを長時間シンクなどに放置しておくと鉄の錆びが付着して「もらい錆び」が起きてしまうことがあります。一度つくと取りにくいので注意が必要です。

このようなメリットデメリットがあるステンレス天板。昔に比べて一概にステンレスと言っても、様々なデザインが出てきました。
最終的にはどのようなキッチンを目指すかによっての選択になりますが、特性を知ることで本当にあったキッチンスペース造りに役立ててください。