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コラム
COLUMN

2019.08.22 コラム

コンクリートなモダン住宅

洗練されたデザインの住宅の中でも、コンクリート打ちっぱなしの仕上げの住宅は人気があります。
モダンで無機質な印象で、中には一見寒そう、などのマイナスイメージもあります。
具体的にどんな住宅かと言いますと、仕上げ材を使用することなく、そのままの状態で壁面として使います。
コンクリートは材質に水分が含まれていて新築ですと5年程は湿気が多くなり結露しやすい状態になってしまうこともあります。

メリット1. 遮音(防音)性能が良い
コンクリート素材そのものの比重が高いため、木造や鉄骨の家に比べて遮音性がとても高いです。密度によって遮音性が変わったりする場合もあります。
メリット2. 家事や地震に強い
コンクリートは燃えにくい性質を持つため、耐火性が高く火事に強いです。なので火災保険の料金も安く、木造住宅と比較すると1/3程度に抑えられます。
また柱・梁・壁が一体となっていて、その耐久性の高さもよく知られており、安心材料となります。
メリット3. 洗練されていておしゃれなイメージ
コンクリート打ちっぱなしの家にする場合、ここが一番のメリットと感じる方が多いのではないでしょうか?非日常的な雰囲気でおしゃれな毎日を過ごせます。
メリット4. スペースが広く取れる
構造上、柱を作る必要が無く、そのため一般的な木造住宅などと比べると、スペースを広く取って部屋を作ることが可能になります。

デメリット1. カビと結露に悩まされる
コンクリートという素材は、セメント、水、砂、砂利を混ぜて固めて作られるもの。ですので、その分水分が抜けてしっかり乾燥するまでにはかなり長い期間を要します。水分が抜けきるまでには、2年から場合によっては5年ほどかかってしまうため住み始めはジメジメした湿気を感じやすく、結露が発生しやすくなります。
コンクリート自体は吸水性が高い特徴をもつため、表面から新たな水分をどんどん吸収します。なんの対策もしないと、室内のあちこちにカビを発生させる原因ともなり、健康障害を引き起こしかねないと言えます。
デメリット2. 熱伝導率が高く、夏は暑く冬は寒い
コンクリートには熱伝導率が高いという特徴があります。外気温にとても影響されやすく、冬は外の冷気をそのまま中に伝え冷凍庫にいるような寒さに、夏は外気温がそのまま入ってきて蒸し風呂のような暑さになってしまいます。

それでもデザイン的にコンクリート打ちっぱなしにしたい!というご希望は内装工事で叶えることが出来ます。

① 内装仕上げの壁紙を【コンクリート調】にする
壁紙の種類は多数あります。
一口にコンクリート調と言っても、そこからさらに色・柄で詳細に分かれます。ご自分の好みや目指す形に近い物をご選択していただけます。

② 左官コンクリートで内装仕上げをする
例えば、木造などで住宅は建てるものの仕上げはコンクリートにしたい場合は、通常壁紙を貼る工程で左官さんにコンクリートを塗って仕上げてもらう手段もあります。
塗りムラなどで多少の柄付けも出来ますし、水分を吸うコンクリートの特徴を生かしつつモダンでおしゃれな雰囲気を楽しめます。

③ コンクリートのデメリット部分に施しをする
外気温に影響されやすい部分や湿気・カビの対策としては、窓をペアガラスにしたり、インナーサッシという内部窓を取り付けることで軽減が期待できます。
また無垢のフローリングや扉などで、木々たちに湿気を吸ってもらえるように配慮をしたりと、それぞれのデメリットに対策を行うことで、改善していく。

おうちを建てる時も、リフォームするときも、
とにかく「悩み」「希望・要望」すべてお話ください。
そのお話に沿ったご提案をさせていただきます。

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