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2021.01.30 コラム

知っておきたい床暖房の種類【温水式床暖房 電気編】

床暖房を導入したいと思っても、熱源や暖め方など様々な種類に分かれていて、どれにすればいいか悩みますよね。
そこで今回は、温水式床暖房の中でも熱源に電気を利用するタイプのものについて解説します。
どの床暖房を導入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.電気を熱源とする温水式床暖房の仕組み

電気を熱源とするタイプの温水式床暖房は、室外にあるユニットで大気中の熱をとりこみ、その熱を利用して水を温め、温めた水を床下のポンプに循環させて部屋を暖めるという仕組みになっています。ヒートポンプ式と言われるものですね。水を温めるのに使うのは電気のみなので、電気を熱源とする床暖房です。床暖房機能付きのエコキュートを利用すれば、お風呂などのお湯を温めるのと一緒に、床暖房に使用するお湯も温めてくれます。

2.メリット

温水式床暖房の最大のメリットは、”快適な”暖かさです。エアコンで部屋を暖めると、空気が乾燥したり、暖かい風が当たったり、足だけ寒くて顔はのぼせたように暑かったり…なんてことありますよね。でも、温水式床暖房は空気の対流で部屋を暖めるのではなく、輻射熱で部屋を暖めるので、身体の芯からぽかぽかとするような暖かさを感じられます。もちろん足元が暖かくなるため、足だけ寒いなんてこともありません。また、部屋全体をムラなく暖めてくれるのも嬉しいポイントですね。空気の乾燥もエアコンよりは抑えられます。その他にも、広い範囲や複数の部屋に設置可能、こまめにオンオフする必要がない(こまめにオンオフすると立ち上がりが遅いためなかなか部屋が暖まらず、逆に電気代がかさんでしまう場合があるため)、他の床暖房に比べてランニングコストが低い、安全性が高いなどのメリットがあります。

3.デメリット

温水式床暖房のデメリットはやはり初期費用が高いということでしょうか。床暖房に利用する温水を作るユニットを室外に設置する必要がありますし、床下に温水を循環させるための管を通す必要があるので、導入するにはかなり大掛かりな工事をすることになってしまいます。また、さきほども少し言及しましたが、部屋全体を暖めるのに時間がかかる(2~3時間程度)のもデメリットです。

以上が、電気を熱源とする温水式床暖房の解説になります。
次回はガスを熱源とする温水式床暖房のご紹介をします。