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2021.01.22 コラム

床材選びの参考に!無垢材フローリング【ケヤキ編】

写真:プレイリーホームズ(床材)より

素晴らしい杢目を持つ国産欅(ケヤキ)無垢フローリング。丹精でありながら様々な表情を持つ欅(ケヤキ)は日本の国産広葉樹の中でもとても貴重な素材です。今回は、高級木材とされている欅(ケヤキ)についてご紹介します。

 
欅(ケヤキ)材は日本の高級木材の代表格として、古くから様々な建築物で使用されてきました。木目が美しく観賞価値が高い他、堅い材質であり摩擦に強い特徴もあります。高貴な香り、深まるえんじ色(黒みを帯びた濃い紅色)、様々な表情を見せる杢目は、日本家屋特有の重厚感溢れる空間を演出します。
 
1.欅(ケヤキ)とは
ニレ科広葉樹です。日本では、北海道を除く本州、四国、九州のほぼ全域に分布しています。日本の広葉樹の中でも最高クラスの良材として知られ、古くから神社や仏閣の建築材として重用されてきました。
樹齢が長く、大木になることから神社や大きな屋敷などにも古い欅(ケヤキ)が良く見られます。
街路樹としてもよく植えられ、街中でもケヤキ並木として良く見かけることができる樹木です。
その立ち姿のままに魅力あふれる材の表情が、日本人の持つ「侘び」「寂び」の精神世界にまで深く入り込む、銘木中の銘木です。
木材でケヤキは「木の王様」と言われる事もあるように「高級材」とされています。
 
2.欅(ケヤキ)の特徴
国産の欅(ケヤキ)は、色・艶・香りともに独特です。また、杢目でも様々な表情で楽しませてくれます。
色は、浅い朱色から臙脂色(えんじ色)へとどんどん深みが増していきます。
艶も使い込むと素晴らしい光沢があらわれ、さらりとした肌触りです。
寺院やお屋敷の手すりや大黒柱などに使われる為、欅(ケヤキ)だと意識しなくてもその高貴な香りは、一度は感じたことがあると思います。
材質は、非常に重厚で強度があり、耐久性や弾力性、耐水性にも優れている反面、乾燥がとても難しいため、厚い材の状態で長い時間をかけてゆっくりと水分を抜く必要があります。
心材は赤褐色、辺材は黄褐色、導管の配列が環状に配置しているため年輪ははっきりしています。
 
 
いかがでしたか。欅(ケヤキ)は経年変化が楽しみな木材です。伐採後、乾燥させたばかりの時は、オレンジや黄色っぽい色合いである欅(ケヤキ)も、使い込むことによってどんどん赤味が濃くなり、最終的には朱色やこげ茶色にまで変化します。また、合わせて木目も黒くはっきりとしてきます。無垢材フローリングの魅力は、一枚一枚の木目の表情や色味の微妙な違いを楽しめ、温かさと居心地のよさを与えてくれるところにあります。ぜび、リフォームする際のご参考にしてくださいね。