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2020.08.01 コラム

キッチンの壁材はパネルとタイル、どちらが良い?

「コンロ周りの壁の仕上げ材」は、基本的にタイルかパネルです。この他にも防火クロスなどで仕上げる方法もありますが、今回は特に人気が高い、タイルとキッチンパネルについてご紹介します。

 
キッチンの壁は、調理中の油や水などが、はねやすい場所。毎日使うからこそ、おしゃれなデザインにしたいところですが、掃除を楽にするためには汚れに強い素材を選びたいですよね。キッチンの壁材として主に利用されるのは、タイルやパネルです。また、パネルにはさらにステンレスやホーローなど、いくつかの種類がありますので、それぞれの特徴を比較してみましょう。
 
1.タイルのメリットとデメリット
【タイル】
・メリットとデメリット
タイルは、これまで長くキッチンの壁に使用されてきた素材です。デザイン性が高く、一色で統一するのはもちろん、複数のタイルを組み合わせるなど、雰囲気を自由に変えられる点が大きな魅力だと言えます。ただし、タイル自体の耐久性は高いものの、目地材に汚れが染み込みやすいという欠点があります。油汚れが気になるキッチンでは、かなりこまめに掃除しなければなりません。また、衝撃には弱く、ひび割れに注意が必要です。また、タイルの施工はパネルよりも手間がかかるため、費用も高くなります。特に、既存のタイルを剥がして新たにタイルを貼り付ける場合は、リフォーム費用も高額になると考えておきましょう。
 
2.キッチンパネル素材別のメリットとデメリット
キッチンパネルと呼ばれる物には、主に「不燃化粧板(合板)」「ステンレス」や「アルミ」「ホーロー」と4種類の素材があります。
【不燃化粧板(合板)】
・メリット・デメリット
不燃化粧板は、不燃材を表面に施した素材で、特にメラミン樹脂を使用した物がキッチンパネルの主流となっています。その名の通り燃えにくく、汚れにも強いのでお手入れが楽という大きなメリットがあります。また、比較的安価で施工しやすいことも、多くの家庭で選ばれる理由だと言えるでしょう。大理石調・ウッド調などのデザインや、カラーバリエーションも豊富で、おしゃれなキッチンに仕上げたい方にぴったりです。ただし、質感などの意匠性を求める場合は、タイルより劣ります。
【ステンレス・アルミ】
・メリットとデメリット
ステンレスやアルミを使った金属系のキッチンパネルは、無機質でクールな雰囲気のキッチンによく合います。傷が付きやすいというデメリットはあるものの、熱に強く、お手入れも楽です。ステンレスもアルミも特徴はよく似ていますが、アルミのほうが低価格な分、安っぽい見た目が気になる方もいるかもしれません。
【ホーロー】
・メリットとデメリット
ホーローは金属の下地の表面に、ガラス質の素材が施されている物です。熱・汚れ・傷に非常に強く、ガラス質特有の光沢が美しいのも魅力です。また、マグネットや磁石を使用できるため、レシピを貼りたい時などに重宝します。丈夫さや高級感に秀でていますが、他のパネル素材に比べると価格が高い点がデメリットだと言えるでしょう。
 
機能性、意匠性、柄、色味、施工する箇所どこにするか、面積はどれくらいにするかなど・・・悩みは尽きません。使うもののメリット・デメリットを理解して、ご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。