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2020.05.18 コラム

洗面室にぴったりの床材は?

洗顔や歯磨き、入浴後の体や髪のお手入れ、洗濯スペース…などの多彩な役割を持つ洗面室。水と関わりが深い場所ですので、床材選びでは「防水」に配慮しなければなりません。また、脱衣室と洗面室が兼用なら、濡れた状態で転倒のリスクも考えられるので「安全性」にも着目することが大事です。

 
~洗面室に使われる主な床材の種類と特徴~
1.防水性が高い「クッションフロア」
水まわり、特に洗面室で多く選ばれているのがクッションフロアです。ビニール素材なので水が染みこみにくく、お手入れがかなり楽です。通常の水汚れならサッと拭き取るだけの簡単なお手入れでいいでしょう。また、表面がツルツルしているのでヘアスプレーなどの油汚れが付着したとき、しっかり汚れを掃除できる特徴があります。水で濡れることが多い洗面室には、ぴったりな素材と言えるでしょう。洗面室の床材として、クッションフロアが人気なのも納得ができますね。また、お手頃価格なのにバリエーションが豊富なのもクッションフロアの魅力です。フローリング調・タイル調もあるので、「洗面室のインテリアにこだわりたい」という人にもおすすめです。
2.ナチュラル感が演出できる「フローリング」
フローリングと言えば、「自然素材」のイメージが強いもの。そのため、「水濡れが多い洗面室には不向きなのでは?」と考える人も多いかもしれません。フローリングには、「無垢」「複合」と2タイプがあります。居室で注目されているような無垢フローリングは、インテリア性が高く、自然の美しさをそのまま活かせる床材です。でも、水分は大敵なので洗面室には向いていません。ただ、複合タイプのフローリングは、洗面室でも取り入れられることが多いです。特に「洗面室で使う」ことに配慮して特殊加工が施された複合フローリングなら、耐久性があって清潔な空間をキープできるでしょう。しかし、水分の染みこみによって腐るリスクはあります。「こまめなお手入れができるか?」を考え、慎重に判断してくださいね。
3.耐久性なら「タイル」
デザイン性があるタイルは、住まいのインテリアにこだわる人には注目度が高い素材です。スタイリッシュでお洒落な雰囲気を見せるので、玄関や居室などで使われることが多いでしょう。また、防水性があるのでキッチンや洗面室などの水まわり空間でも大活躍です。水で汚れたときにも表面を拭けばOKと言う手軽さが魅力です。耐久性が高いので、傷もつきにくく、「快適」が長く続くでしょう。ただ、硬い素材なので転倒すると大変です。バスマットで周辺を濡らさない工夫をするなど注意が必要です。表面に水分がついたまま走るとかなり危険なので、子どもがいる家庭では選ぶときにはタイルの特徴をしっかり確認しておくといいですね。
4.柔らか素材が魅力の「コルク」
コルクと言うと「ワインの栓」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。液体である「ワイン」に使われることからも分かるように、コルクは耐水性が高い素材です。細かな気泡から成る素材なので、水分が浸透しにくい、カビが発生しにくいという特徴があります。基本的には、「水に強い」という特徴があるのですが、万全ではありません。濡れたまま放置すれば、腐食にも繋がります。「水で濡れたら拭く」ことで、長持ちにつながります。また、コルクは足ざわりが優しい特徴があります。素足で触れても冷たさを感じにくいです。弾力性も持ち合わせているので、転倒しても痛さをやわらげてくれるメリットがあります。
 
洗面室では「水濡れ」はどうしても避けられないもの。そのため、床材選びでは、お手入れがしやすいかどうかがポイントです。また、転倒しやすい子どもがいるご家庭はもちろんですが、ご高齢の方が同居しているときも「床の滑りにくさ」には配慮して選ぶようにしましょう。