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2020.03.03 コラム

愛猫と快適に暮らすために【キャットウォーク編】

猫を飼っているご家庭であれば、家族の一員である愛猫に、いつまでも健康で快適に暮らしてほしいと考えますよね。また、病気等の観点から、完全室内飼いというケースも増えてきています。その場合、猫の生活スペースである家の中が、猫にとって快適でストレスのないものでなくてはなりません。猫にとって快適であるためには、様々なポイントがあります。運動不足を解消できるような場所が必要だったり、トイレや水の設置場所も工夫が必要だったり…。加えて、一緒に暮らす人も快適でなくてはなりません。人も猫も暮らしやすい家にするには具体的にどうすればいいのでしょうか?今回はキャットウォークについて、どのような工夫をすれば人も猫も快適に暮らせるのかご紹介します。

 
1.そもそもキャットウォークって必要?
猫を飼っている方なら「キャットウォーク」という単語を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。キャットウォークとは、高いところにある猫の通路のことです。種類は様々ですが、例えば、床から天井に差し渡した突っ張り型のポールに猫の通路となる棚板や猫用のハンモックなどを付けたものや、家の新築やリフォーム時に壁や窓サッシの上、欄間の近くなどに専用の棚を設けたり、角材や丸太を設置するというものがあります。基本的には組み立てて置くだけのキャットタワーより、少し大掛かりなものになってきます。そのため、設置するのに費用や手間もかかる場合が多いです。そんなキャットウォークですが、そこまでして設置する必要はあるのでしょうか。キャットタワーで十分では?と考える方も多いでしょう。ですが、猫は空間を立体的に使って活動する動物です。さらに隠れる場所や、狭い場所、自分のパーソナルスペースを必要とする動物です。そうなってくると、思う存分上下運動ができ、一人になれる居心地のいい場所が必要です。その場合、キャットタワーは部屋の一角に置くだけなので、時間帯によっては日当たりが悪くなることもあるでしょう。ですが、部屋にぐるっとキャットウォークが設置してあれば、自分で日当たりのいい暖かい場所を見つけてくつろぐことができます。キャットウォークなのでもちろん思う存分上下運動が出来ますし、高いところが好きな猫にとってはとても快適な居場所になるでしょう。また、キャットタワーと違い、人の頭上に設置してあるので、場所をとることもありません。猫も人も快適に暮らすには必要な設備の1つと言えます。
 
2.キャットウォーク設置の注意点
では、キャットウォークを設置しようと思った際に、どんなことに気をつければ良いでしょうか。設置の注意点をいくつかご紹介します。
・キャットウォークを設置する際には床材にも気をつけよう
床付近から天井近くまでキャットウォークを設置していても、猫はその時の気分で高いところから飛び降りたりします。猫の性格にもよりますが、1.5m程度の高さなら平気で飛び降りてしまうため、床の防音や滑り止めについても考慮しておかなくてはいけません。床材がフローリングの場合は、防音性能の高いタイルカーペットの敷設、もしくはペット用に滑り止めと傷の防止が施された床材がありますので、交換しておくと怪我や騒音を防ぐことができます。マンションでは、床に猫が飛び降りた際に発生する音が階下に伝わってしまうので、トラブルを防ぐためにも、マンションにお住まいの方は、必ず、キャットウォークと同時に床に防音工事を施しておくと良いでしょう。
・キャットウォークにも滑り止めを設置しておこう
キャットウォークを施工する際には、キャットウォーク自体にも滑り止めがあると安心です。大抵の品種なら肉球のおかげで無垢材の上でも問題無く歩けるのですが、長毛種の場合は肉球の隙間から毛が伸びてしまい、簡単に足を滑らせてしまうことがあります。長毛種は短毛種に比べて大型になる品種も多く、落下の衝撃も強くなってしまいますので、布などの爪が引っかかる素材をキャットウォークに張り付けておきましょう。
・キャットウォークを設置する場所にも注意が必要
一枚板タイプのキャットウォークの場合、壁から複数の板が飛び出した形状となるため、設置場所によっては通行の邪魔になってしまいます。キャットウォークを設置する際には、体をぶつけたり、動線を妨げたりしてしまわないように場所をよく選ぶことが大切です。また、せっかく設置しても、猫が全く使ってくれなかったら意味がないですよね。猫の行動をよく観察し、猫の動線に合わせて設置することも重要になってきます。
・見た目と実用性を兼ね備えたキャットウォークを作る
基本的なキャットウォークは1枚板を壁に設置して作成するのですが、板を取り付けるだけでは空間が無駄になってしまいます。ですので、壁に収納棚を取り付け、キャットウォークの用に収納棚の上を歩けるようにすることでキャットウォーク兼収納スペースとして利用することができるでしょう。設置する棚の形状は四角形のものにしておくと歩きやすいですし、棚に扉を付けておけば猫が棚の中に入ってしまうのを防ぐことができます。また、壁にネジ止めするのではなく、階段状になったタンスや収納棚を取り付け、収納兼キャットウォークとして利用するのもおすすめです。ただ、この場合は猫の移動によって棚が転倒してしまう可能性がありますので、突っ張り棒やワイヤーなどで収納棚をしっかり固定しておきましょう。