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2020.02.13 コラム

屋根のメンテナンスしていますか?

「屋根のリフォームを考えているけど、どんな方法があるのか、分からない!」そんなお悩みをお持ちの方に屋根リフォームについて、3つの方法をご紹介します。

 
屋根というのは住宅の中でも非常に重要な部位であるにもかかわらず、頻繁に状態を目にするところではありません。ですから、気づいた時には劣化がかなり進行してしまい、大規模な改修が必要な状態になっているケースもあります。建物を長く持たせるには、定期的に屋根の状態を確認して、適切なメンテナンスが必要です。
 
1.カバー工法(重ね葺き)
カバー工法(重ね葺き)とは、既存の屋根を撤去せず、その上に屋根材をかぶせる方法です。屋根材にサビやヒビが目立つものの、下地は傷みが少ない場合などに適しており、葺き替えよりは出費を抑えて、比較的大規模な修繕を行うことができます。採用できる屋根材は、スレート、金属屋根、アスファルトシングルなどです。瓦屋根の場合は、屋根の総重量が重くなってしまうため、用いることは出来ません。費用を抑えつつも屋根の外観および性能を新しくすることができる、バランスのとれた屋根のリフォーム方法です。
・メリット
葺き替え工事に比べ工事期間が短く、費用が抑えられる点です。また、既存の屋根を解体しないので廃材が出ず、環境にやさしい方法です。さらに屋根材が二重になるので、断熱性、遮音性も高まります。
・デメリット
屋根が二重になるため、現状より屋根が重くなることです。その分耐震的に不利になります。カバー工法用の屋根は概して軽いのでそれほど大きな負担にはなりませんが、耐震性能に不安がある場合は、事前に確認をすることが大事です。
 
2.葺き替え工事
葺き替え工事とは、傷んだ屋根材を取り外し、新しい屋根材に乗せ替える工法です。雨漏りが発生しているなど、腐食が進んでしまった屋根のリフォームにも対応することができます。また、軽量化された金属屋根に取り替えることで、家の重心を低くし、減震効果も望むことができます。ただ、大規模なリフォームとなるため、当然費用も他の修理に比べると高くなってしまいます。
・メリット
表面の瓦だけでなく、下に敷いてある防水シートも交換しますので、全体を健康に保つことができます。また現状よりも軽い屋根材を選ぶことで、耐震性を向上させることができます。
・デメリット
カバー工法や塗り替え工事に比べて、屋根材を全て取り替えるので、材料費が高くなります。さらに既存の屋根材を処分しなければならないので、その費用も掛かります。また工事期間も長くなるため、職人の人件費もその分増加します。
 
3.塗り替え工事
屋根を塗り直すことで、綺麗な姿を取り戻します。雨漏りなど屋根の痛みがひどくなる前に、定期的な塗替えリフォームを行うことで、耐久性を高め、屋根の寿命をのばすことが出来ます。また、遮熱性に優れた塗料を使用することで、お住いをより快適にします。
・メリット
工期が10日から14日と短い期間で行うことができ、使用する塗料によって価格帯ががらっと変わるため、自分のライフプランに適した塗料を選ぶことができます。また、塗料によっては断熱や保温といった機能を持つ塗料も存在します。
・デメリット
屋根下地が腐食していた場合は、補修は不可能な点が挙げられます。また、工事中に腐食が進んだ箇所に乗って割られるという可能性があります。カバー工法等と比較すると定期的なメンテナンスが必要な方法なため、長期的な観点から見ると費用が余計にかかってしまう場合もあります。