観葉植物がもららす効果
住まいのトータルコーディネートに欠かせない存在である観葉植物には、実は見た目のよさ以外にも利点があるって知っていましたか?今回は、観葉植物のもたらす効果をご紹介します。
《空気をキレイにしてくれる》
観葉植物には、シックハウス症候群などの原因となる、アセトンやキシレン、ホルムアルデヒドやトルエンなど有害物質を吸収する力があります。これらの有害物質は主に室内の建材や家具などから放出されるといわれていますが、観葉植物を配置することで、健康被害を大幅に抑えられることをNASAの研究結果により発表されています。特に、丈夫さと手のかからなさが人気の観葉植物「サンスベリア」は、その効果が高いのだとか。
《マイナスイオンで人を癒してくれる》
たとえば森や山などを訪れたときに、「空気がおいしい」「心が落ち着く」と感じたことはありませんか?多くの植物はマイナスイオンを放出しています。マイナスイオンには心拍の安定や血圧の低下を促す効果や、人の心をリラックスさせる効果もあります。自然の多いところで心が落ち着くのは、こういった効果によるものなんです。マイナスイオンはすべての観葉植物から放出されているといわれています。植物が多ければ多いほど、マイナスイオンの濃度の高い住まいになるというわけです。
《虫除け効果のあるものも!》
主に香りが強いものが多く、虫が苦手な香りを出していることがその理由ですが、室内の香りをよくしたり、ハーブ系のものは摘み取って料理に使うと香りづけやニオイ消しにもなったり、人間にとってはよい効果をもたらします。
《リビングに置く》
リビングに観葉植物を置くと、家族団らんの場がぐっと華やかになります。観葉植物にはマイナスイオンによるリラックス効果のほかにも、目の疲れを癒す視覚疲労緩和の効果もあるのだそう。テレビを観たり、読書を楽しんだあとはぼんやりと観葉植物を眺めてみると癒されるかもしれません。
《キッチンに置く》
物が多くごちゃついた印象を与えがちなキッチンも、観葉植物を置くことで、カフェの厨房のようにおしゃれでまとまった印象を与えます。また、ハーブ系の植物を置くことで害虫などから食材を守ることも。摘み取って料理に加えるときにも便利です。
《トイレの空気をさわやかに!》
ニオイがこもりがちなトイレにも観葉植物を置けば、空気清浄の役割を果たしてくれます。さわやかな香りを放ってくれる植物を選べば、芳香剤代わりにも!
《バスルームに置く》
バスルームなどの湿気が多い場所には、観葉植物は置けないと思っていませんか?観葉植物の中には、アスプレニウムやアジアンタム、セネギネラなど、乾燥を嫌い、多湿を好む種類もあるんです。バスルームに観葉植物を置くと、ホテルのバスルームのようなラグジュアリーで贅沢な印象に大変身!ただし、種類によっては日光が必要だったり、寒さに弱いものもあるので注意が必要です。
観葉植物は住まいを華やかに演出してくれるだけでなく、住む人にとってよい環境を作ってくれます。選ぶ種類によって、もたらす効果はさまざま。植物のもつ自然のパワーに癒されながら、毎日を過ごしたいですよね。ぜひ、あなたにぴったりの観葉植物を探してみてください。