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2019.12.19 コラム

窓リフォームしたい方必見!サッシの種類と特徴

窓は家の印象を決める大きな要素のひとつですが、そもそも窓というものがどういう物なのか、どの部分までが窓の範囲なのかまで把握している人はあまりいませんよね。リフォームの世界で窓というと「サッシとガラス」の部分が該当します。サッシは窓枠とガラスをはめる框、そして鍵などの構成部品のことを言います。窓枠を取り付ける額縁は窓には含まないのが一般的な考え方になります。窓にはいくつもの種類があり、さらにはサッシやガラスにも種類があります。そこで今回は、サッシに焦点を当てて、どんなサッシがあるのか、それぞれどんな特徴があるのかをご紹介します。窓のリフォームを検討中の方は参考にしてみてください。

 

1.アルミサッシ
サッシの素材として馴染みがあるのが、アルミサッシ。強度もあり、耐候性や防火性に優れた素材です。加工も簡単なので入手しやすく、費用的に最も安く設置ができる種類のサッシです。軽量なので、開けたり閉めたりする時に、操作がしやすいのも特徴ですね。腐食しにくく、サビにも強い素材ですが長期間埃などが付着していると腐食することもあるので、日頃のメンテナンスも大切でしょう。もともとアルミは耐久性が高い素材ですが、表面にアルマイト加工を施すことで気候や外気にも強くなり、長期間使用できる点がメリットです。耐久性は高いのですが、どうしても金属である分、熱伝導率は高くなります。冬場にサッシがキンキンに冷えてしまうこともアルミサッシの特徴です。断熱効果はあまり期待できない点がデメリットで、結露の発生も多く、お部屋の温度を保つことが難しいサッシです。

 

2.樹脂
主な材料は、塩化ビニール樹脂。熱伝導率が低く、断熱性に優れる材質。複層ガラスとの組み合わせによって、高い断熱性を得ることができるので、寒冷地(北海道や東北地方など)での使用されるケースが多くみられます。樹脂サッシの断熱性の高さは、外気との温度差で生じる結露も防ぎますので、結果的にカビやダニの繁殖を抑制するという効果もあります。さらに、樹脂というのは腐食が起こりにくく、加工が容易という利点があります。メンテナンスに手間がかからないこと、また、さまざまな形にしたり、多くの色にしたりすることが可能なので、サッシのデザインやカラーのバリエーションは非常に多くなります。それらに加えて気密性を高めるといった効果も得られます。アルミよりも強度が弱くなるので、その分厚みで強度を出します。そのためフレームが太くなりがちですが、最近ではスリム化された商品もあり、デザインという点でいえば、美しい窓を演出することも可能となりました。

 

3.木製  
木製サッシは、質感や風合いが魅力です。日本でもアルミサッシの普及以前は木製サッシがほとんどでした。最近では、その美しくも優しい素材感に焦点が当たり、人気が高まってきています。ですが、腐食や磨耗などの耐久性にやや劣るのは否めません。塗装の劣化、腐食、金具の不具合など、修繕が必要となるのはデメリットと言えるでしょう。メンテナンスをしっかりしておけば大丈夫ですが、長い時間放置してしまうと雨水が入り込んだり、木製サッシそのものをダメにしたりしてしまいます。現在の木製サッシは、そのデメリットを軽減させる工夫が施されたものも多くなってきています。無垢材を用いたもの、集成材・積層材を用いたもの、それらを組み合わせたものなどもあり、それぞれ、木製サッシのデメリットである、経年による塗装の劣化や腐食、木の狂いなどを克服するための工夫がなされていま す。木材を充分に乾燥させたり、特殊な構造で気密性などを高めた製品もみられます。

 

4.複合サッシ 
異なる素材を組み合わせたサッシは複合サッシと呼ばれています。例えば、アルミ樹脂サッシやアルミ木製サッシが複合サッシと呼ばれるものです。最近では、室外側にアルミ、室内側に樹脂や木を組み合わせるなどしたものなどがみられます。このタイプは、室内側には樹脂や木製を用いて断熱性を高め、室外側にはアルミを使い耐久性や耐候性、防火性、防サビ性をもたせるという目的のもと作られています。複合サッシは結露が発生しやすいという欠点がありますが、サッシとサッシの間にゴムやフィルムをいれて、結露を防止するように作られたものもラインナップされています。