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コラム
COLUMN

2019.10.25 コラム

季節の花、シンボルツリー

先日、雨上がりの朝、ゴミ捨てに外に出たら、近所の家のキンモクセイが見事に落ち、きれいなオレンジ色の絨毯が・・・
独特な香りですが、ある程度の広さがある庭なら、毎年香りと目でも楽しめていいな、と思いました。

今日は、季節の花も楽しめるシンボルツリーについてご紹介したいと思います。

ハナミズキ
歌にもありますが、有名な木ですよね。実は我が家にもあるんです。子供が小学生の時、男と女でハナミズキの赤と白を家の両サイドに植えました。向かって右に白、左に赤。白の方が日当たりがよく、花もよく付きます。毎年春になるときれいな花をたくさん咲かせてくれます。また秋になると紅葉し、赤い実も付きます。赤の方も同じで、花が咲くときれいです。今はちょっと病気がちなので、寒くなる前に肥料をあげないといけませんね。

ヤマボウシ
ヤマボウシの花はハナミズキと同様に、花の元からの葉が花弁に見える構成となっており、花期が長く梅雨時期を彩ります。ハナミズキを始めとした多くの落葉樹の開花期は新葉の展開直前なので花が目立ちますが、ヤマボウシは既に葉が茂った中に花を付ける為、野趣を感じられる雰囲気となります。手付かずの自然を身近に感じられる樹形が魅力であり、ある程度の広い場所での植栽に適しています。風に揺れる様な樹形を維持する為にも、枝透かしを主体とした剪定で、高さ3m前後で管理したい植木です。そしてこちらも秋に赤い実を楽しめます。

アオダモ
アオダモはモクセイ科・トネリコ属の落葉広葉樹で、細く伸びた幹の縞模様が特徴です。3m前後程度の木でも下枝が無くなっている事も多く、縞模様の幹を美しく見る事が出来ます。また、足下への寄せ植えレイアウトも行いやすく、低木類のみならず下草類や自然石、時には水鉢等の添景物も添える事ができます。そして新葉の展開と同時に蕾が成長し、小さな花が集まって咲きます。
小さく集まった花は綿毛の様に柔らかな印象ながら、遠くから眺めても存在感が感じられます。アオダモは総じて枝ぶりがシンプルで葉数も少なく、むしろ木の向こう側を透かして見せたい時に重宝します。

キンモクセイ
香り高い花木で、秋の深まりを告げる貴重な樹木として人気があります。大きく生長するので玄関近くに1本だけでも、シンボルツリーとして存在感があります。濃緑色の葉っぱを一年中茂らせる常緑樹で、外からの視線を遮る目隠し目的でも利用できます。9~10月にどこからともなく漂わせる上品で甘い香りは、秋の深まりを教えてくれます。1本のキンモクセイがあるだけで、満開時は辺り一面甘い香りに包まれ、幸福感に浸れるほどです。しかし、キンモクセイの匂いが嫌いな人もいます。それは、昔のトイレは汲み取り式で臭かったため、キンモクセイをトイレの近くによく植えていて、「キンモクセイ=トイレの匂い」とイメージしてしまうからです。キンモクセイのオレンジ色の花は元気が出る色で、風水的にも「金運アップ効果」が期待できるので、キンモクセイを特に西側へ植えるのをお勧めします。そして、和風の庭によく合います。

これから新築される方、植栽を考えてみえる方、長く楽しめる庭木をぜひ選んで下さい。