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2019.10.24 コラム

家事疲れの原因は家にあり

食事の支度や片付け、掃除に洗濯。もっと家族との時間を大切にしたいのに座る暇もないほど家事に追われてへとへとなんてことありませんか?今回はそんな家事疲れを起こす原因をひもとき、暮らしやすい家とはどんな家なのかを考えていきましょう。

暮らしやすい家のヒントはつらいと感じる家事にあり
すっきり暮らしたいのに、いつの間にか散らかる。段取りよく済ませたいのに時間が足りなくなる……。理想と現実のズレに、イライラしたり、疲れを感じることはないでしょうか。実はその原因、家自体が自分たちの暮らしに合っていないせいかもしれません。そんなときは自分にとって大変だと思う家事や苦手だと感じる家事を具体的に挙げてみてください。その家事が苦手な理由を因数分解してみると方策が見えてきます。例えば、洗濯でも、洗った物を2階のベランダまで持って上がるのがひと苦労なら動線を見直すことで解消できます。洗濯物を畳んでそれぞれの引き出しにしまうのが面倒ならファミリークローゼットのハンガー収納にすれば解決します。花粉や雨の心配に振り回されるなら浴室乾燥など設備でクリアできます。家事疲れや苦手な家事にこそ、もっと暮らしやすい家にするヒントが隠れているのです。

苦手な家事こそ動線を短く、体に負担が少ない配置に
動線とは建物の中での人の作業に沿った経路のことを言います。1日の動線を追ってみると、集中し複雑化しているとこもあるかもしれません。動線が長かったり複雑なほど、身体的な疲れだけでなく効率の悪さに対する徒労感の原因になります。最短動線や体に負担が少ないレイアウトを工夫することで、家事の負担が軽減できます。例えば、コンセントは、部屋の隅ではなくコードが部屋全体に届く位置に設けるだけで動きがスムーズになります。洗濯なら、洗う・干す・しまうの3点の距離を縮めるほど、家事の時間は短縮することができます。

使う頻度で1軍・2軍に分け、収納場所を考える
収納が暮らしに合っていないと、物が出しっ放しになって散らかりやすく、使いたい物が見つからずにイライラしがちです。家族の成長や生活の変化とともに物の量が増え、収納不足になることもあります。そんな時は、収納する物の量と場所が今の暮らしに合っているか見直しましょう。使う頻度で1軍・2軍に分けて考えてみてください。月に何度も使う物は1軍とし、取り出しやすく見やすい高さに収納するようにしましょう。数か月に1度なら2軍と考えて天袋や足元に収納すればいいのです。それと同時に、しまう物に合わせた使いやすい幅や奥行きも考えたいですね。

毎日をサポートする優秀な機能付きの設備で解決
浴室のタイルの目地や便座の黒ずみなど、設備機器は時間の経過とともに劣化します。掃除でそれを止めるのには限度があり、いたずらに労力を要するため、家事疲れの原因になりがちです。一方、汚れやカビがつきにくい素材、大きな鍋や調理器具を洗える食器洗い乾燥機など、今は設備の機能もどんどん進化しています。電動シャッターならリモコン1つで開け閉めができます。また断熱効果の高い窓にすることで結露を防ぐこともできます。苦手な家事や気が重くなる場所に焦点を当てて設備を見直せば、暮らしをサポートしてくれる、より自分たちの生活に価値がある物を選ぶことができます。

まとめ

行ったり来たりが多い無駄な動線や、しまいにくい収納、古くなって手間ばかりかかる設備など、家事疲れの原因は、実は家そのものにあることが実に多いです。だとしたら、間取りや設備の工夫で解決することができるのです。