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2021.03.27 コラム

駐車場リフォーム、仕上げはどうする?

駐車場を新しく作りたい、駐車場の地面をコンクリートにしたいという場合、仕上げはどうするのか?ということを聞かれることが多いと思います。コンクリートを流し込んだ後、表面のどのように仕上げたいか?ということなのですが、今回はその仕上げについて解説します。土間コンクリートの仕上げには主に2種類ありますので、どちらにしようか悩んでいる方は参考にしてみてください。

1.金鏝(かなごて)仕上げ
 金鏝仕上げとは、表面をツルツルにする仕上げ方法です。土間コンクリートの一般的な仕上げ方法です。
 生コンクリートを流し込み数回に分けて平らにし、乗っても靴跡がつかない程度に固まったら、最後に表面を薄いセメントで仕上げるというやり方です。
 メリットは、ホコリやゴミが掃きやすく、お掃除が簡単なことです。また仕上がりも美しいので見栄えも良いです。
 デメリットは、表面がツルツルなので、雨の日や雪の日はとても滑りやすいことです。ですので、通路やアプローチ部分に金鏝仕上げを使用するのはあまりおすすめできません。駐車場スペースなどに採用するのが一般的です。また、仕上げのムラが出やすいので、施工してくれる職人さんの腕次第で完成時の美しさに差が出てしまう可能性があることもデメリットと言えるでしょう。

2.刷毛引(はけび)き引き仕上げ
 刷毛引き仕上げとはホウキで掃いたような刷毛目をつけた仕上げ方法です。表面はザラザラとしていて、縦(または横)の細かい線が入っています。
 こちらも生コンクリートを数回に分けて平らにしていき、最後に刷毛目を付けるとうやり方です。
 メリットは、その刷毛目により、滑り止めの機能が加わることです。金鏝仕上げと刷毛引き仕上げで施工金額を変えている業者さんはあまりいないので、同じ金額で安全性が高まるのならということで、刷毛引き仕上げを希望される方も多いです。また、仕上げのムラは出にくいので、誰がやっても似たような仕上がりになるのも安心です。
 デメリットは、表面に凹凸があり、ザラザラしているので、砂や汚れがたまりやすいことです。そのため、お掃除もしにくいです。

以上が、土間コンクリートの仕上げの種類による違いです。どちらにもメリットデメリットがありますので、用途や場所に応じて上手く使い分けましょう。