知っておきたい床暖房の種類【温水式床暖房 灯油編】
床暖房を導入したいと思っても、熱源や暖め方など様々な種類に分かれていて、どれにすればいいか悩みますよね。
そこで今回は、温水式床暖房の中でも熱源に灯油を利用するタイプのものについて解説します。
どの床暖房を導入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.灯油を熱源とする温水式床暖房の仕組み
灯油を熱源とする温水式床暖房も、電気やガスを熱源とするタイプのものと同じで、灯油を燃料とする熱源機で水を温め、その温めた水を床下のポンプに循環させて部屋を暖めるという仕組みになっています。仕組みとしてはガスを熱源とする温水式床暖房に似ています。
2.メリット
基本的には、電気やガスを熱源とする温水式床暖房とメリットは同じで、部屋全体をムラなく暖めることができ、身体の芯から暖まるような快適な空間を作ることができます。電気やガスを熱源とする温水式床暖房にないメリットとしては、やはりランニングコストをぐっと抑えられることでしょう。電気代やガス代よりも灯油代の方が安く済みます。また、初期費用も電気やガスを熱源とするタイプのものより比較的安いです。さらに、電気を熱源とする場合よりも火力がありますので、大規模な面積でも暖めることができるのは灯油を熱源とする温水式床暖房のメリットですね。
3.デメリット
最も大きなデメリットは灯油を補給しなければならないということです。寒い冬に外に出て灯油を補修するのはなかなかつらいものがあります。また、備蓄している灯油がなくなればガソリンスタンドなどに購入しにいかなければなりません。そういった定期的に補給が必要となる煩わしさは灯油を熱源とする温水式床暖房の最大のデメリットと言えます。
以上が、灯油を熱源とする温水式床暖房の解説になります。
次回は電気式床暖房に分類される電熱線式の床暖房についてご紹介します。