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2020.05.28 コラム

リフォームにおける電気工事のすべて

リフォームというと、設備の交換や大工工事を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ですが、リフォームにおける工事は電気工事や水道工事など他にもたくさんあります。そこで今回は、リフォームにおける電気工事について詳しくご紹介します。電気工事は生活を便利にしたり、配線を整理して見栄えを良くしたりと重要な工事になるので、リフォームを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

 
1.電気工事とは?
一般住宅をはじめ、オフィスや商業施設では必ず電気を使用していますが、電気を使用する為には必ず電気工事が必要になります。電気工事には照明設備の取付け工事やエアコンなどの取付け工事、引き込み線設置工事などがあり、工事によっては「電気工事士」の資格を持つ有資格者が行うという決まりがあります。電気工事は無資格者が行うと大変危険なので必ず業者に行なってもらう必要があります。
 
2.電気工事のポイント
電気工事をする際には、その建物が木造か鉄筋コンクリートかの違いにより工事方法が変わってきます。木造建築物の電気工事の場合には、配線作業後に内装工事を行います。このため、配線ミスなどが発覚した場合でも手直しがききやすいという利点があります。配線をする際には、電線配線を建造材に直接固定するために、通常ステップルが用いられますが、電気機器の増加に伴う配線数の増加によって、この方法が使えない場合もあります。ただし、そのような場合には、ケーブルフックなどで代用することができます。鉄筋コンクリート建築物の場合には、配管がコンクリート内に埋設されることになります。この作業はコンクリート打設前に実施されるため、後からのやり直しがききません。そのため細心の注意を払う必要があります。
 
3.電気工事で費用をおさえるポイント
電気工事の費用は、使用する部材や施工方法、電気工事の内容、及び現状の設備状況などによって異なります。照明器具などの電気設備には耐用年数があるので、耐用年数が過ぎているものは修理をしてもまたすぐに調子が悪くなってしまうということが多くなります。このような場合には、修理をするよりも新しいものに交換をする方が結果的には費用をおさえることができます。また修理か交換かの判断は素人では難しいこともあるので、早めに業者に不具合の状態等を確認してもらうことも大きなポイントです。電気工事で費用がかかってしまうのはリフォームやライフスタイルの変化により、コンセントの増設などが必要になった場合です。増設する場所や増設するコンセントの個数などによっても費用に違いが出てくる他、それに伴い分電盤の交換も必要になるとその分費用がかかってしまいます。このようなことからも、家を新築する際にはコンセントなどの配置や個数などをよく考えておくと、増設などをする必要もなく費用もおさえることができるでしょう。その他には、オール電化住宅や太陽光パネルを導入する場合にもエアコン設置に伴う工事などに比べると費用が大幅にかかってしまいます。そして業者に工事を依頼する際には複数の業者から見積もりを取って、比較検討をすると良いでしょう。
 
4.電気工事の種類とメリット
電気工事は一般家庭の工事からオフィスや店舗などによって必要な工事が異なります。 主な電気工事の種類には、照明器具の取り付け工事や電源コンセント・分電盤の設置工事、また一般家庭で導入されるオール電化設備工事や太陽光発電工事などがあります。その他には一般家庭やオフィス、店舗のセキュリティー工事や防犯カメラの設置工事などがあります。新築の家など新設電気工事の場合は、配線工事やコンセント、スイッチの取付け、照明器具の取り付け工事が必要になります。そしてライフスタイルなどの変化により部屋に電源が必要になった場合などは、コンセントやスイッチの増設や移設、分電盤の増設工事を行うことができます。そしてオール電化や太陽光発電の導入の際には、エコキュートなどの設置に伴う専用回線工事を行う必要が出てくる場合があります。またオフィスや店舗に限らず、一般家庭でのセキュリティーを強化したい場合にも防犯カメラや警報器、センサーライトなど防犯対策に関する電気工事も行ってもらえます。その他には、電話回線の設置工事や移設・増設工事、またオフィスや店舗であれば社内ネットワーク(LAN)工事などを行ってくれます。電気工事と言っても種類は様々で電気は私たちの生活に欠かせないものですが、工事には専門知識と技術が必要になります。業者に行なってもらうことで安心・安全で快適な環境を整えることができます。