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2020.02.27 コラム

大胆リノベ!吹き抜けのある家に・・・

1階部分と2階部分が広々とつながる空間になる「吹き抜け」は、採光の良さや開放感などが魅力的ですよね。新築時にリビングや玄関に取り入れられていることが多いですが、リフォーム・リノベーションで吹き抜けのある家にすることも可能です。今回は、人気の高い「吹き抜け」についてご紹介します。

 
1.吹き抜けとは?
そもそも吹き抜けとはどんな構造?と思われた方もいるかもしれません。吹き抜けとは一階部分の天井と二階部分の床を設けないことで、上下階を一つの空間のようにした構造のことを指します。玄関やリビングなどで採用されることが多く、さまざまなメリットを得ることができるため住宅にも取り入れられることがあります。勾配天井と同じように考えている方もいるかもしれませんが、勾配天井とはまた異なる構造のことを指します。勾配天井は基本的に屋根に直結する部屋にしか採用できませんし、二階のリビング部分などに採用するケースがほとんどです。あくまで一つの部屋の中で有効な空間を作るというのが勾配天井の考え方で、吹き抜けは上下階を連携させたスペースになります。
 
2.リフォームの際に吹き抜けを作るメリット
・採光しやすい
高い場所に窓を設置することができるため、日の光が階下の奥の方までしっかり届きます。住宅が密集している地域や北向きの部屋などは、日当たりの悪さがネックになりますが、吹き抜けを取り入れることでその問題を解決することができます。
・開放感のある空間になる
それほど床面積が広くない部屋でも、天井が高くなるだけで開放感がかなり増します。また、玄関はお客様が最初に目にする場所です。玄関が吹き抜けになっていると、開放感の良さから第一印象も良くなりますよね。
・デザイン性が高い
吹き抜けは昔の住宅にはほとんど見られなかった工法であることから、現代的でおしゃれな雰囲気に見えるという魅力があります。窓や階段のレイアウトによって幅広いデザインを楽しめるのも、良さの一つとして挙げられます。和風・洋風どちらの建築にも合うことも、吹き抜けの人気の理由です。
・コミュニケーションが取りやすい
上の階と下の階とで会話ができるため、家族間のコミュニケーションが取りやすくなります。特に子育て中の家庭では、離れていてもお子さんの気配が感じられるので安心です。ご高齢のご家族の見守りにも役立ちますよね。
・空気が低い所から高い所へ流れる
下の階の窓から入った空気が、上の階の窓へと抜けていくため、家の中に自然と空気の通り道ができ、夏の暑い時期に風通しを良くするなどの利点もあります。