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2020.02.20 コラム

床材選びの参考に!無垢材フローリング【桧(ヒノキ)編】

無垢材フローリング材には多くの種類がありますが、今回は、杉と並んで日本人に馴染みの深い「桧(ヒノキ)」。 昔から、高級な木材として有名です。 温泉に行って、「ヒノキ風呂」なんて書いてあると、なんだかワクワクしますよね。そんな「ヒノキ」の特徴についてご紹介します。

 
1.ヒノキとは
ヒノキは古来から最も品質の高い木材とされてきたこともあり、数多くの歴史的建築物で使用されています。ヒノキを使用した建築物の代表的なものは、世界最古の木造建築物といわれる法隆寺です。 その他にも、多くの神社仏閣がヒノキを使って建てられました。 江戸城や名古屋城の築城にも使用されたそうです。ヒノキは、日本の建築物を影で支えてきたのですね。ヒノキは現在でも、建築物はもちろん、家具や彫刻、芳香剤、消臭剤など、私たちの身近なところで活躍中です。
 
2.ヒノキの特徴
ヒノキは、古来から日本に馴染みの深い針葉樹です。 国内では、スギに次いで植林量が多い種類ですが、成長するまでに時間と手間がかかることから、高級材として扱われています。ヒノキの特徴は、柔らかさと軽さを兼ね備えながらも、住宅の柱や土台に用いられるほどの強度と耐久性を持っていることです。また、ヒノキには「ヒノキチオール」という芳香物質が含まれています。 ヒノキチオールは、心身を癒してくれる良い香り の元になる物質です。 さわやかで気持ちを落ち着かせてくれるヒノキの香りは、お香や入浴剤にもよく使われていますね。実は、この香りには、ヒノキの強さの秘密が隠されています。 ヒノキの香りに含まれる成分は、シロアリに対して耐性を持っている上、腐朽菌にも強く腐りにくい性質を持っているのです。 ヒノキの強度と耐久性の理由がわかりますね。その他にも、ヒノキは湿気に強いため、水回りへの使用にも適しています。
・耐久性がある
ヒノキを含め無垢材は一本の木から角材や板を切り出したものです。そのため、合板フローリングなどでありがちな床下からの湿気などにより表面の単板がはがれてくるということがないため、劣化することがほとんどなくそのままの姿であり続けることができます。またヒノキは耐久性がとても高く、半永久的に張り替える必要がないほどなので、ずっと住むことを考えるとランニングコストを抑えることができます。
・色合いが良い
最初は白っぽい見た目ですが、年月を経ることで徐々に味わいのある綺麗な飴色になっていきます。光沢のある上品な色合い、木目を見ることができます。作り付けの家具との相性もよく、家にこだわりを出したい方にはとてもよいといえますね。
・足触りが心地良い
無垢材のフローリングは「足触りが心地よい」という特徴があります。フローリングの生活をしている方であれば、夏は「ベタつく」ような感じがするのではないでしょうか。そして冬になると「ヒンヤリ」として足元が冷える、そのような経験があるかと思います。ヒノキのような無垢材は熱伝導率が低いので断熱効果があります。また、自然素材の調湿力という湿度を調整するという効果もあります。こうした効果により、夏は涼しくさらっとした足触りを感じるだけでなく、冬は冷たさを感じることがなく快適に過ごすことができます。
・独特の風合いを感じることができる
無垢材は素材が持つ性質上、傷がつきやすいという特徴があります。しかし、無垢材は多少の傷はむしろ独特の味わいとして感じることができ、合板フローリングとの大きな違いといえます。長い年月を味わいのあるものとして過ごすことができるのは自然素材ならではの魅力です。また、年月を経るとともに劣化していくことは避けられませんが、それもまた色の経年変化として楽しむことができるのです。
・リラックス効果がある
檜風呂に入ったことがある方は、ヒノキの香りに癒されたという経験があるのではないでしょうか。このようにヒノキの持つ独特の芳香は気持ちをリラックスさせる効果があります。また、害虫の嫌う香りでもあるので、虫を寄せ付けないという効果も期待できます。