愛知県・三重県・岐阜県の住宅リフォーム・リノベーションなら株式会社絆の「コラム」です。

コラム
COLUMN

2019.10.02 コラム

どの階段にする?

2階建て以上のお家なら、必ずある「階段」ですが、どんな種類があるかご存じでしょうか?
昔は玄関へ入ったらすぐに階段がある住宅が主流でしたが、階段の種類も設置場所も豊富になり、その分だけ選択肢も増えました。逆に間取りの自由度が増したことから、いろいろと迷う部分も出てきています。階段の位置は家の間取りに大きな影響を与えます。そのため、設置場所を間違えるととても住みにくい家になってしまうリスクもあります。

今日は、代表的な階段のメリット・デメリットを紹介します。

・直線階段
一般の住宅で最も多く使用されているタイプで、その名の通りまっすぐで折り返しのない階段です。
必要面積が狭いのが特徴で、踊り場がありません。
敷地面積が狭い家におすすめです。省スペースでシンプルな形なので費用も安く済むのがメリットですが、デメリットとしては、勾配が急になりやすく、階段の途中で転倒してしまうと下まで転げ落ちてしまう可能性があるということ。小さい子どもや高齢者がいる家庭では注意が必要です。

・折れ階段

途中でL字型に折れているタイプで、踊り場があります。
メリットとしては、踊り場があるので、落下しても下まで落ちてしまうのを防ぐことができます。
ただし、折れている分、広い面積が必要になりますし、費用も直階段よりは高くなります。

★折れ階段と直階段は、階段下のスペースが広く取れるので、階段下収納を作る場合にはおすすめの形です。

・折り返し階段

折り返し階段は、折れ階段とよく似ていますが、L字型ではなくU字型に折れているのが特徴です。
折れ階段と同様に階段の途中で踊り場があるため、転倒しても下まで落ちることはありません。
折れ階段よりも更に広い面積で踊り場のスペースが必要なので、注意してください。

同じ高さの場合は、直階段よりも折り返しているタイプのほうがステップ数が多くなるので、勾配がなだらかになり、ステップの幅も広く取れるので安全です。

・らせん階段

らせん階段は、写真のようにステップが螺旋状になっているタイプです。
おしゃれな雰囲気で憧れてしまいますが、複雑な形なので、費用が高くなりますし、ステップが三角形になることが多く、中心に近いほど踏むスペースが狭くなります。ただし、形によっては、他の階段よりも省スペースで済む場合も多く、リビングに置くことができるのも魅力です。洋風のものというイメージですが、和風の家にも合います!

まとめ

あまり気にかける機会のない階段の種類ですが、それぞれ特徴がありましたね。
それぞれ安全性や昇り降りのしやすさ、設置にかかる費用が異なるので、事前にしっかり確認をして選びましょう。