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2021.04.10 コラム

ツーバイフォー住宅のリフォーム、できる?できない?

ツーバイフォー工法の住宅に住んでいる方であれば、ツーバイフォー工法の住宅はリフォームができないなんて話を1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。でも実際には、ツーバイフォー工法の住宅だからといってリフォームができないなんてことはないのです。そこで今回は、ツーバイフォー工法で建てられた住宅のリフォームについて解説します。

1.ツーバイフォー工法とは?
ツーバイフォー工法とは、木造建築の工法で木造枠組壁工法のひとつです。家を建てるときにつかわれる角材のサイズが「2インチ×4インチ」であるため、ツーバイフォー(2×4)工法と言われています。この均一サイズの角材と合板を接合して、柱や梁の代わりに壁、床、天井、屋根部分を構成し、それらを組み合わせて箱状の空間をつくっていき、家を形作ります。既製サイズの角材に合板をあわせて組み立てていくという単純な工法であるため、高度な技術は必要ないという特徴があります。日本に古くから伝わる木造軸組工法(在来工法)は、柱と梁の軸組によって組み立てていくので線で建物を支えるようなイメージですが、ツーバイフォー工法は壁などの面で建物を支えるようなイメージですね。

2.ツーバイフォー工法はなぜリフォームができないと言われるのか?
ツーバイフォー工法で建てた建物というのは、面でで構成されているので、耐震性が高く、気密性や断熱性、耐火性も高いと言われています。ですが、面で建物を支えているがために、間取りに制限があったり、後から変更することが難しいのです。例えば、壁を抜いて2つの部屋を1つにして大きな部屋を作りたいと思っても、家が箱のような形になっているため、その箱のどこか1面をなくしてしまったら、箱の強度は落ちてしまいますよね。また、ツーバイフォー工法にはたくさんの細かいルールがあります。その内の1つに開口部の大きさを制限するものがあります。そのため、開口部を大きくとるようなことはできません。これも、建物の強度を保つためのルールで、無視してしまうと耐震性などが落ちてしまう場合があります。このような理由で、ツーバイフォー工法で建てられた住宅はリフォームできないと言われています。

3.ツーバイフォー工法の住宅でもリフォームできる!
上記では、ツーバイフォー工法で建てられた住宅のリフォームの難しさについて言及しましたが、実は耐久性を損なうことなくリフォームすることは可能です。ツーバイフォー工法にはいくつかのルールがあり、このルールを守りながらリフォームをすれば何の問題もありません。間取りを変更したい、壁を抜きたいという場合もそのルールの範囲内であれば自由に変更可能です。自分の希望の間取りがそのルールの範囲内なのかどうかは、依頼する業者がしっかり見極めてくれます。つまり、ツーバイフォー工法で建てられた住宅はリフォームができないのではなく、少し制約が多いため、リフォームの自由度が下がるということですね。ツーバイフォー工法の住宅でも、案外自分が希望するリフォームができるかもしれません。もし、少しでもやってみたいなという方がいらっしゃれば、ツーバイフォーだからといって最初から諦めてしまわずに、1度専門の業者に相談してみてはいかがでしょうか。