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2020.04.03 コラム

意外に知らないベランダリフォームの種類

ベランダをリフォームすると住まいの印象を大きく変えることができ、より快適に生活することができます。今回は、ベランダリフォームの種類についてご紹介します。

 
 
ベランダをリフォームする目的は様々ありますが、老朽化を防ぐ定期メンテナンスや大きさの変更、外からの目隠し、物干し場を確保し暮らしやすくするなどが挙げられます。実際に使う側から見た機能性の向上と、外から見た時の美観や雰囲気づくりという両方のメリットが含まれるのがベランダリフォームです。施工方法にもいくつか種類があり、主に6つに分けられます。
 
1.手すりの修繕・交換リフォーム
ベランダの手すりやフェンスは、年が経つにつれて劣化してしまいます。そのまま放置するとベランダの崩壊に繋がる危険性もあるため、手遅れになる前に修繕や交換をする必要があります。手すりの修繕リフォーム方法は主に、錆止め効果のある塗料を塗る「塗装」か、手すり自体の「交換」の2つです。塗装の場合、手すりの長さや塗り替えが必要な面積によって変動します。手すりを交換する場合は、手すりの素材によって価格が異なります。また、ベランダの位置によっては工事の際に足場を組む必要が出てくるため、工事の際には足場設置費用もプラスされることを覚えておきましょう。
 
2.デザイン変更リフォーム
ベランダのデザインを変更することで、雰囲気や外観を一新させることができます。すだれが似合う和風なベランダや、白を基調にした明るい地中海風、芝生を敷いたリゾート風など、選択肢は幅広く変更することができます。
 
3.ベランダの交換リフォーム
ベランダ自体を新しいものに交換する方法もあります。劣化する度に塗装や補修をするのは、費用と手間がかかってしまうため、より耐久性がある素材を使ったベランダに交換するのが一般的です。費用は塗装よりは高額になりますが、その分メンテナンスにかける費用を浮かせることができるので、長い目で見るとお得になる可能性も充分にあります。
 
4.サンルーム化リフォーム
ガラスの壁や屋根で覆われた部屋のようなつくりをしたサンルームは、天候によらず洗濯物を干すことができます。風などの影響を受けにくいので、日光をたっぷり必要とする家庭菜園用のスペースとしても重宝します。ただ、新たな部材を取付ける場合は、その取付箇所や重量に関しても事前の確認が必要です。むやみに壁に穴を開けるような工事はできるだけ避けた方が良いでしょう。
 
5.防水リフォーム
ベランダの塗装が経年によって剥がれてくると、防水下地にも影響が及び雨漏りなどの恐れが出てきます。防水効果を維持するためにも防水補修工事が必要です。防水リフォームで一般的なのは、「FRP防水工法」と「ウレタン防水塗装」の2種類で、強度重視の場合はFRP防水を、価格重視の場合はウレタン防水をおすすめします。FRP防水工法は床面に水を入れないよう、防水用ガラス樹脂及び防水用ガラスマットにトップコートを塗布し防水層を作る方法です。仕上がった後の硬度があり、耐久性が高いのが特徴です。一方、ウレタン防水塗装はウレタン樹脂系塗料を塗る方法で、ひび割れを長期間防ぎ、長持ちするのがメリットです。また狭く施工が難しい箇所や複雑な形の部分にも容易に施工できる点もメリットです。
 
6.ベランダ拡張リフォーム
もっと広いベランダにしたい場合には、ベランダの拡張リフォームが可能なケースもあります。面積を広げることで洗濯物を干すスペースが増え、より多くのものを置けるなどのメリットが見込めます。多くの場合は、もとのベランダが活用できないと判断され、一度撤去してから新しく大きなベランダを取り付ける工事となります。ただし、ある一定以上の面積になると建築確認申請が必要になります。建ぺい率や容積率を確認し、どれくらいまでなら増設ができるかを事前に調べておかなければならない点に注意しましょう。