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2020.03.14 コラム

壁紙は何色?色が与える心理効果【中性色系】

「暖かそう」「冷たそう」「楽しそう」「寂しそう」など、人は色を見て何らかの感情を持ちます。色は、大きく分けると「暖色系」「寒色系」「中性色系」「無彩色系」の4つに分類することができ、更に12色に分類することができます。この刺激や感情のことを「色の特性」と呼んでいて、壁紙に色を使う時、この特性を上手く取り入れると、より豊かなインテリア空間を演出できます。では今回は「中性色系」についてご紹介します。

 
 
暖色にも寒色にも属さない中性色には、「紫」や「緑」などがあります。
中間的な色(中性色)なので周辺の色によってイメージ効果は左右されます。
 
1.紫の壁紙
~心理効果~
・感情:高貴・気品・妖艶・神秘・優雅・怪しい・不安・ミステリアス
・空間に与える効果:上品・洗練・寒暖や広狭を感じにくい
神秘的、高貴などの印象を持つ紫。
日常生活とは、あまり関係がない色なので、紫をアクセントクロスに使うと、インテリアが一気に個性的な雰囲気になります。紫のコートを来た人を見ると「高貴だな」と感じる一方で「下品だな」と感じてしまうこともあるように、赤と青の両方の特性を持つ紫は、二面性を持っています。大変複雑な印象を持つ紫ですが、洗練された印象や優雅な印象を演出したい時にぴったりです。また、より個性を発揮した、人とは違うインテリアを作りたい時にもおすすめの色です。
 
2.緑の壁紙
~緑の心理効果~
・感情:安定・リラックス・バランス
・空間に与える効果:癒し・穏やか・くつろぎ
暖色にも寒色にも属さない緑は、季節を通じて使えるインテリアに最適な色です。
植物や自然を連想する色でもあるので、リラックスしたいリビングや寝室に向いており、心を落ち着かせ、集中力を持続できるという意味で、勉強部屋や仕事部屋にも適しています。床に家具、家の中にある大半の素材と相性が良い「緑」。緑と聞くと、植物や山などの自然を思い浮かべ「リラックスできるインテリアにしたい時に使う色」と思ってしまいがちですが、緑の効果は、これだけではありません。緑は、色による「暑さ・寒さ」「狭さ・広さ」の影響を受けにくいことが特徴なので年間を通して快適に感じる寒色・暖色どちらとも合う(例:「緑と青」「緑と赤」など)といったメリットがあり、カラーコーディネートがしやすい色の代表です。また、緑には「黄緑」と「緑」の2種類がありますが、彩度・明度違いのどんな黄緑・緑でも、茶色の家具と合うので「この明るい緑に、この暗い茶色の家具は合うかしら?」といったような組み合わせ方に悩むことが少ない万能カラーです。その為、壁の一面だけ色を変えるアクセントクロスに悩んだ時、黄緑・緑を選定すると、失敗することがありません。