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コラム
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2019.08.30 コラム

キッチン天板~人造大理石~ ※

キッチンのワークトップ(天板)をどのように選べば良いのか、どういった特性があるのか、気になる方も多くいらっしゃいますよね。
リフォームの工事でキッチンやお風呂などを選ぶ段階になると、打ち合わせの主役は奥様になることが多いです。
ショールームに行くと目を輝かせて、コーディネーターの話を聞き入っていたりします。

各メーカーともキッチンのシリーズにあわせていくつかの種類のワークトップ(天板)を取り揃えています。
大きく分けて「ステンレス」と「人造大理石(人工大理石)」があり、人造大理石は色柄も豊富です。

本日は人造大理石(人工大理石)に注目していきます。

人造大理石(人工大理石)は見た目が大理石のように高級感のある素材のことを言います。
人造大理石は、天然の大理石を粉砕してセメントや樹脂で固めたもので、人工大理石はアクリル樹脂やポリエステル樹脂を主とした人工素材です。大理石の代用として使われることも多いです。この2つは名前は似ていますが、素材は異なるものです。

・人造大理石(人工大理石)のメリット
【色デザインが豊富】
これが一番の魅力と言っても、過言ではないのではないでしょうか?
石目調や砂目調のデザインやマットな質感~光沢のある質感まで、様々な色デザインが豊富にあります。近年ではキッチンは隔たれた空間ではなくリビングダイニングの一角に置かれることが多いので、インテリアに合わせやすく人気です。
【人造大理石は熱に強い】
人造大理石はトクラスが拘り強く展開をしていますが、熱に強い特性があります。鍋敷き無しで加熱した鍋などを置いて割れたり変色がしにくくなっています。沸騰したお湯を流しても音が鳴りません。また衝撃に強かったり汚れにも強く、ステンレスのようなもらい錆びやカレーなどの強い液体汚れもしみ込みにくいです。

・人造大理石(人工大理石)のデメリット
【熱や液体で変色を起こす】
加熱した鍋などをそのまま置いてしまうと変色をしてしまうことがあります。またカレーやしょうゆなどの強い液体汚れなどを放置したままにしてしまうと、くっきりとシミが残ってしまいます。
【固くて重い物を落とすと割れることがある】
ステンレス天板の場合は、物を落としてしまった時にはへこんだりして、衝撃を吸収しますが人工大理石はまれに割れてしまうことがあります。
【経年劣化】
時間がたつと、少し黄ばんでくることがあります。真っ白の天板を選択した場合は経年すると若干黄味がかってくることを頭に入れておいた方が良いです。
【傷がつきやすい】
年数を経るごとに細かい傷がつき素材の中に汚れを残してしまいやすくなります。長く使うとより目立ちやすくなるので注意が必要です。
【継ぎ目からの汚れや劣化】
シンクを天板と種類を変えてしまうとその接着の継ぎ目部分から汚れが入り込みやすくなり、劣化しやすくなります。

もちろんメーカーや素材によっては、これらのデメリットへの対策が施されているので実際にショールームなどで見たり、確認することをオススメしますが一般的にこれらのデメリットが挙げられます。
先ほど述べた通り、LDKの一角にキッチンが据えられることが増えてきているので、インテリアに馴染みやすいという点で選ぶ方も多くいらっしゃいます。
特性を理解した上で、注意して使用することが必要です。