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2021.02.04 コラム

知っておきたい床暖房の種類【温水式床暖房 ガス編】

床暖房を導入したいと思っても、熱源や暖め方など様々な種類に分かれていて、どれにすればいいか悩みますよね。
そこで今回は、温水式床暖房の中でも熱源にガスを利用するタイプのものについて解説します。
どの床暖房を導入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.ガスを熱源とする温水式床暖房の仕組み

ガスを熱源とするタイプの温水式床暖房は、ガス給湯器を熱源機として水を温め、その温めた水を床下のポンプに循環させて部屋を暖めるという仕組みになっています。給湯器には、給湯+おふろ+暖房の機能があるもの、給湯+暖房の機能があるもの、暖房の機能のみのものなどいくつか種類があります。また、今はガスと電気の両方を熱源とするハイブリット式の給湯器もあります。

2.メリット

基本的には、電気を熱源とする温水式床暖房とメリットは同じで、部屋全体をムラなく暖めることができ、身体の芯から暖まるような快適な空間を作ることができます。電気を熱源とする温水式床暖房にないメリットとしては、エコキュートよりガス給湯器の方が安いため初期費用が抑えられることや、ガスの方がパワーがあるため水温の最高温度が高く立ち上がりも早いことなどが挙げられます。また、電気と違ってガスは使用時間によって料金が変わったりしないので、床暖房の使用時間を気にしなくてもいいという点もメリットと言えるでしょう。ちなみに、ハイブリット給湯器の場合は、電気とガスを足して2で割ったような感じで、ランニングコストを抑えつつガスのパワーでより暖かくすることが可能です。

3.デメリット

ガスを熱源とする温水式床暖房は、電気のものと比べて、ランニングコスト少し高いのが最大のデメリットです。エアコンやファンヒーターなどに比べればもちろんランニングコストを抑えることができますが、電気を熱源とする温水式床暖房と比較すると光熱費がかかります。また、リフォームの場合は熱源機を追加で購入するか、場合によっては既存の給湯器を床暖房対応のものにそっくり買い替える必要があります。ハイブリット給湯器を使用する場合は、エコキュートよりスペースをとりませんが、ガス給湯器よりは広いスペースを必要とすることや、ガス給湯器よりハイブリット給湯器の方が値段が高いことなどがデメリットとして挙げられます。

以上が、ガスを熱源とする温水式床暖房の解説になります。
次回は灯油を熱源とする温水式床暖房のご紹介をします。