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2020.09.12 コラム

床材選びの参考に!無垢材フローリング【マホガニー編】

「木」と一口に言っても、樹種によりその特徴はさまざまです。色や木目、質感などの個性が、それぞれの木材の魅力を形づくります。今回は、世界三大銘木のひとつ、“黄金の木”と呼ばれる「マホガニー」の特徴と魅力をご紹介します。

 
1.マホガニーとは
マホガニーはセンダン科の広葉樹です。チーク、ウォールナットと並び世界三大銘木のひとつとされるマホガニーは、「黄金の木」「赤い黄金」などの異名をとる希少で高級な木材で、16世紀にカリブで発見され、以降古くは宮殿、ホテルや豪華客船の内装、家具などとして、世界中で使用されてきました。現在はワシントン条約によって天然木の取引が制限されています。現在は、南米産のマホガニー材は手に入れることが出来ないので、マホガニーに似た「センダン科カヤ属」の樹木だったり、木目がよく似ているカバ桜などに、赤っぽい染料で染色されてマホガニー色として加工されたものなどが多く見受けられます。
 
2.マホガニーの特徴
・加工性・耐久性が高い
加工がしやすく耐久性が高いマホガニー材は、それまで出来なかったピアス・ド・カービングのような、繊細な透かし彫のデザインが特徴的です。
・輝くようなリボン杢
マホガニーの木目の特徴は、赤みがかった茶褐色の光沢と、光の反射によって見える縞模様(リボン杢と呼ばれています)、そして、さざ波のような模様です。三大銘木のひとつ、ウォルナットと比べると、女性的で上品な雰囲気をもっています。時間の経過によって変化する木の色や、見る角度によって変化する独特の模様も魅力です。光の当り方によって輝くように見える、この美しい1本1本の縞模様はリボンに見立てられて「リボン杢」と呼ばれています。
・深みを増す木目
マホガニー材は磨けば磨くほど美しくなると言われている赤茶色の木肌が特徴的です。木材は光や空気など触れることによって時とともに色味や木柄が経年変化していきます。マホガニーの場合、初めは全体的に淡い色だった木目が、経年変化によってだんだんと深みを増して美しい赤褐色に変化していきます。
 
さいごに…
インテリアに合わせて、樹種を選ぶのも楽しい無垢材。お部屋の湿気を吸収し、乾燥時は放出するという調湿効果もあります。反面、自然のものなので季節によっては反りがでたり、冬は隙間がひらいたりすることも。このような変化も素材の味のひとつ。そうおおらかに受け止めるのが、ひとつの命として生きてきた無垢材との、いい付き合い方かもしれませんね。